渡米8ヶ月 スプリング・ハズ・カム・・・春はもうすぐ!?
(更新中)
長男の脊髄炎の予防に向けて、4/2(火)より免疫グロブリン(IVIG)の投与を開始。今後、半年に渡り毎月投与が続く。また担当医によるフォローアップ検診も3ヶ月おきに予定されている。脊髄炎は再発すると怖い病気だけに治療が功を奏することを願ってやまない。
長男はその後、体力的にはとても元気で、今月、友達と一緒にあのボストンマラソン(初心者向け・5キロコース)にも参加した。また以前よりも英語を自ら学ぼうとする姿勢が見られるようになり、僕も長男に頼まれて学校の宿題を手伝う機会が増えてきた。こちらの宿題は暗記型よりも自らリサーチして自由な回答を求めるタイプのものが多く、語学的にもまだハードルが高いが、本人は色んなことがあっても、あと一年はここで頑張る気持ちでいるようだ。子ども達の声によく耳を傾けながら、できる限りのサポートをしてあげたいと思う。子ども達の学校は6月中旬に終了し、その後1ヶ月の一時帰国を控えている。今はその日を楽しみに、家族一丸となって日々を何とか乗り越えている感がある。
一方、大学院は、なんと春学期が早くも今週木曜日(5/2)で終了し、その後4ヶ月に及ぶ長い長い夏休みに突入する。今学期は3本の短編作品を制作しているため、いま様々な最終課題の提出に追われている。この4月から映画の撮影の際には、大学のStudent Accessibility Servicesが僕の視野を補うために学生を一人つけてくれて、現場での安全面をサポートしてくれている来学期以降の全額学費免除の決定を含めて、大学の多大なサポートに感謝の念が尽きない。
先週木曜日(4/25)、エマーソン大学が全米の脚光を浴びる”事件”が起きた。イスラエルの無差別攻撃に抗議するの学生デモが警官との衝突に発展して学生108人が逮捕されてしまった野田。その様子は現地のメディアで大々的に報道され、翌日は全学部臨時休校となった。イスラエルの攻撃でパレスチナ市民の犠牲が増え続ける中、大学生を中心に多くの学生がデモに参加し、僕の友達の大学生も逮捕された。彼はユダヤ人であるものの、ガザ地区でイスラエルによる過度な攻撃にこれ以上黙っていてはいけないと感じ、行動を起こしたのだという。彼は逮捕されたその朝、僕に状況を伝えてくれた。僕は彼のような若者がいることを心から誇りに思い、素直にその気持ちを伝えた。コロンビア大学や南カリフォルニア大学など全米各地の大学でも同じような連鎖が続いている。全米各地のフルブライターやこれまでの渡米準備の中で知り合った仲間とも連絡を取り合い、情報を交換している。憎しみと報復の連鎖が止まない世界で、いてもたってもいられないような気持ちになる。