人に伝える責任が成長させてくれる
その学び、シェアしてますか?
セミナーや勉強会、トレーニングなどを新しく学んだとき、
あなたは自分の同僚や後輩にそれをシェアしていますか?
自分がお金や休日を使って得た学びを、積極的に教えることに抵抗があるという人も多いのではないでしょうか。
でも実はシェアする方がお得になるとしたらどうですか?
今回は積極的に色々なセミナーなどからインプットをしているが、周りに共有することが苦手な方に向けた記事になります。
まずは、なぜシェアしたくないのか、その理由について考えてみましょう。
・自分がお金と時間を使って得た情報を、無料で伝えるのは損した気がするから
・相手が本当にその情報を知りたいのかわからないから
・シェアする相手がいないから
・時間がないから
・自分の理解が正しいか自信がないから
他にもあるかもしれませんが、私自身はこのような理由でシェアすることに抵抗があったように思います。
しかし逆にそのメリットを知れば、
どれだけしたくない理由があってもなんとかしてシェアしたくなるはずです!
学びをシェアして一番得をするのは自分
あなたが新たなことを学ぼうとするのは、自分の知識や技術を高めたいからだと思います。
だとすればより効率よく学ぶということを考えてみましょう。
例えば「ラーニングピラミッド」という有名な考え方があります。
こちらは、アメリカ国立訓練研究所が提唱している考え方になります。
学習したときの定着率、つまり自分の知識や技術になる割合がわかりやすく図にされています。
ただ講義を聞くだけでは5%しか理解できないのに対し、人に教えるという学習方法は90%の定着率となります。
セミナーなどに参加するだけでは全体の5%程度しか理解できていないのです。
さらに、忘却曲線などの考え方も合わせると、人は話を聞いただけではほとんど覚えていないと思われます。
(忘却曲線については一般的な誤解も含めてこの記事がよくまとまっていました)
そのため、セミナーに行ったらできるだけ早くその内容を誰かに教えてあげた方がその知識を定着させることができます。
実技系であれば一緒に練習することでスキルアップもできるかもしれません。
なにより人に何かを伝えようとすれば、セミナー中も集中できますし、復習もしっかりできます。
人に伝える時だけではなく、それが前提になっていることで学んでいるときも、その後も密度の高い時間を過ごせるようになります。
このように、誰かに教えるということは実は自分が一番得をしているのです。
いいことは他にもたくさん
学習効率や知識の定着という観点以外にも、いいことはあります。
1つは同僚や後輩とコミュニケーションをとる機会が増えること。
普段は仕事のときしか会話をしないような相手でも、このような場を作ることでより相手のことを知ることができます。
そうやってできた人間関係は、いろんな場面であなたを助けてくれます。
その相手から逆に教えてもらう、ということもあるでしょう。
行きたいけど行けなかったセミナーや勉強会の情報ももらえるかもしれません。
1人では金銭的にも時間的にも限界があります。
でもお互いに教え合う仲間がいればそれは2倍にも3倍にもなるかもしれません。
さて、いくつかの視点からシェアすることのメリットを考えてみました。
あなたは、自分の知識や技術を身につけるためにセミナーに参加したはずです。
であれば「教える」ことで、もっと学びが深まると思いませんか?
ぜひ明日から、積極的に自分の学びをシェアしてみてください。
その過程が、あなたを成長させてくれるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー/NLPプラクティショナー
平山鷹也
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