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過去を変える唯一の方法
過去は変えられない?
「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」
これはカナダ出身の医師で心理学者のエリック・バーンが言ったとされる名言です。
言葉自体は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
私も初めてこの言葉を知ったときは、「なるほどな~」と思ったのを覚えています。
言葉の意味は説明するまでもありませんが、すでに起きてしまった過去と、他人を変えることはできないので、自分の意思で変えることができる「未来と自分」に目を向けて考えましょう、ということです。
とても説得力があり、有名な心理学者のアドラーも同様のことを言ったとされています。
でも、本当に過去は変えられないんでしょうか?
私は過去の「事実」と「解釈」を分けて考えるようにしています。
過去に起きてしまった「事実」は、タイムマシンでもない限りは変えることはできません。
しかし、過去に起きてしまった「事実」に対する、「あなたの解釈」は変えることができるかもしれません。
具体的な例は過去のマガジンでも触れているので詳しくはこちらを参考にしてください。
この記事の中で私が小学生の頃に水泳教室に遅れていくことが嫌で、時間に厳しくなってしまったことが書いてあります。
では、この過去の解釈はどうやったら変えることができるでしょうか。
過去を変えるには「もし今の自分だったら」が重要
水泳教室に遅れていたという「事実」は変えることができません。
しかし、その過去があったおかげで時間に対する意識が濃くなり、今では遅刻せずに日々を送れているとも解釈できます。
つまり、当時は嫌で嫌で仕方がなかった「時間に遅れる」という過去は、
今では「時間を守れる人になれた」ありがたい過去に変えることができました。
このように、1つの「事実」に対して、そのときの状況や個人の背景など多様な因子によって「解釈」は変わってきます。
しかし私たちの潜在意識は「当時の解釈」をもとに組み込まれています。
それに気付き、その過去を変えることは、すなわち潜在意識を書き換えることになるのです。
今振り返れば大した出来事でないことでも、子どもの自分にとっては絶対に許せないことだったり、恥ずかしくて逃げだしくなるようなことだったりします。
そのような過去の解釈が、自分の「今の思考の癖」を形作っているとしたら、どうですか?
・人前で話そうとすると緊張でまともに話せない
・上から目線の人に対して異常なくらいの拒否反応がある
・人の顔色ばかりうかがってしまい、自分の意見が言えない
などなど、自分が苦手と考えていることの正体は、「過去の解釈」かもしれません。
「過去の自分」は今すぐ変えられる!
未来と自分は変えられる、と冒頭で書きましたが、これはけっこう大変ではありませんか?
まず、未来が変わったかどうかは誰も確かめられません。
これは半分言葉遊びですが、初めからそうなる未来だったとも受け取れます。
そして自分を変えることも結構大変です。
なぜなら「今の自分」こそ「過去の自分」の積み重ねで形成されているからです。
ただただ今の自分を変えようと努力してもどこかで壁にぶつかってしまうことがほとんどです。
そもそも、変えようと思って変えられるのならすでに変わっているはずです。
いずれにしても、上記で説明したような方法をとれば、「過去の解釈」は今すぐにでも変えられます。
少し難しいのは、どの出来事が、どのような思考の癖に結びついているのかを判断することです。
まずは自分の今の思考の癖に気付き、それと似たような状況だった過去はないかを振り返ってみてください。
その中で今の自分だったらそのような「解釈」をしなくても済んだことがあれば、どのような解釈ができるのか、口に出したり、ノートに書きだすなどして言葉にしてみてください。
それが、「過去を変える」第一歩です。
未来と他人を変えることは大変だけど、
過去を変えることは今すぐできるはず。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
理学療法士
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平山鷹也
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