写真_2017-11-16_17_46_39

身体はいつでも正直だから

自分に嘘をついていませんか?

本当はやりたくないのに、「やります!」
と言った経験はありませんか?

先輩や上司に頼まれると断れないですし、社会人ならやりたくないことも積極的にやるのが当たり前、という風潮があるのも事実です。

しかしこのようなことが続くと、小さなストレスは少しずつ溜まっていって、気付いたら職場や上司のことを嫌いになってしまっていることがあります。

日々の想定外を想定内にすることをワクワクしながら実践していくためには、
このような小さなストレスに対処する必要があります。

私はこの「小さなストレス」は2種類あると思っています。

1つは、自分が嫌だと思っていることをしている、というストレス。

もう1つが、自分に嘘をついている、というストレスです。

これら2つは、似ているようで全く違います。

前者は自分を知ることで解決できます。

つまり、なぜそれを嫌だと思うのか、という点について自分に聞いてみるのです。

例えば病院勤務のセラピストあるあるとして、上司からの指示で研究をして発表しなければならないときがあります。

研究が好きな人からすればそれは強制されてやることではなく、自ら進んでワクワクしてやることです。

しかし研究をしたことがない人や、そのもの自体に苦手意識がある人にとっては、
「なんで自分がこんなこと…」

となり、嫌々やることになります。

そこで自分に意識を向けて考えることができれば、
研究に苦手意識があるから逃避反応として、拒否しているのかもしれないな、と気付けます。

そこからもう一歩進むことができれば、研究は自分の伸びしろで、今向き合うことが成長につながりそう!とワクワクできるかもしれません。

自分の向き合い方の一例として過去の記事を。


では次に自分に嘘をつく、というストレスについて身体に起こる変化を通して考えてみましょう。

嘘をついたり、嫌なことがあると身体に起こる変化

まずは具体的なところから。

一般的に知られている、「噓発見器」は人が嘘をつくときに起こる生理的変化を捉えようとする機械になります。

つまり自律神経優位となるときの変化、ということです。

脈拍や血圧が上がり、血流量が増え、電気活動が増える(筋肉を固める)。

他にも脳波という観点からはP300と呼ばれる振幅が増大するなども知られています。

また、脳の働きが増加する部位などもある程度わかってきているそうです。

(ちなみに、噓発見器はあくまでも生理学的変化を捉えるという特性上、意図的にその変化を起こすことができてしまう人もいるため、アメリカの裁判における証拠としては認められていません。)


では次に少し抽象的な話を。
これは科学的に証明されていませんが、嘘をついていると身体には力が入りにくくなります。

気になる方はペアになって肘を曲げて相手の力に抵抗してみてください。

本当のことを言っているときと嘘をついているときで力の入りやすさが違うことが実感できると思います。

他には自律神経優位になることとも関連しますが、筋肉が固まるので柔軟性が低下します。

これも前屈などを用いてご自身の身体で感じることができると思います。

特に胸椎や胸骨は嘘に対して反応しやすく、固くなりやすいです。

身体を通して自分を知ろう

さて、このように嘘をつくことはそれだけで身体にストレスとして反応がでます。

逆に言えば、身体に上記の反応が出たときは身体が拒否しているのかもしれません。

そして面白いことに、自分が自覚していなくても無意識的に拒否しているときでも上記の反応は現れます。

冒頭でも書きましたが、社会人なら嫌でもやらなければならない仕事も多いと思います。

そんな時は、自分がその仕事を嫌だと思う理由を探してみたり、その仕事が終わってからストレッチや気分転換をしたりして、身体をもとの状態に戻してあげてくださいね。

嫌なことが続いていると身体はどんどん固くなって、病気やケガにもつながりかねません。

最近疲れやすいな、背骨の固さが気になるな、という方はもしかしたら自分に嘘をついてるかもしれませんよ?

身体は、いつでも正直だから。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー
平山鷹也

小さな日々の気づきや学びはこちらのブログで更新していますので、
ぜひこちらもご覧ください。
《心のストレッチ》ブログ
https://ameblo.jp/akayamaschool/


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
想定外理論。
この未完成で不完全な理論と共に日々の習慣に変調をもたらし、それぞれの解釈による行住坐臥の実践日々のワクワクに繋がるように、そして自分の中から何かが湧く楽しみに枠組みを外しながら湧く湧くしていきましょう!!!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
行住坐臥とは
https://jinriki-aka.jp/wp.../uploads/2018/04/message.jpg
━━━━━━━━━━━━━━━━━
《湧く湧くマガジン》編集部
━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇編集長 赤山僚輔 / 理学療法士
財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
LIbreBody GM
(株)JARTA international 統括部長

◇編集委員
前谷涼子 /理学療法士
Body make studio Sprittr 代表
後藤隆志/理学療法士
平山鷹也/理学療法士
伊藤直哉 /はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
GROW代表
相良郁実 /柔道整復師
堀田孝之/理学療法士
-------------------------------------
人力JINRIKI合同会社 
https://jinriki-aka.jp
運営責任者:赤山僚輔
-------------------------------------


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?