「やりたい」と思った瞬間が「やるべき」とき
明日やろうは馬鹿野郎だ!
皆さんは、何かをやりたいと思ったときにすぐに行動に移せますか?
とりあえず、「明日やろう…」となっていませんか?
昔、私が好きだったドラマのセリフでいまだに心に残っている言葉があります。
「いつも明日が来ると思ったら痛い目にあうぞ、明日やろうは馬鹿野郎だ。」
語呂が良くて覚えているということもありますが、社会人になってより痛感します。
せっかくやりたいことを思いついても、仕事が立て込んでいて時間を作れないことが多く、明日やろうになってしまうときも少なくありませんでした。。。
ですが、実際に明日になればなったで当然ですがまた別の仕事で時間があるわけもなく…
結局それを繰り返しているうちに忘れてしまうことも多いのではないでしょうか。
明日やろうが馬鹿野郎である理由を心理学の観点から考えてみましょう。
やる気は刻々と下がっていく
少し衝撃的な見出しですが、体感としてわかる方もいらっしゃると思います。
心理学では認知的不協和と言いますが、私たちの脳は辻褄が合わないことを嫌います。
どういうことかというと、
何かをやりたいと思う⇒でもやっていない自分がいるというのは辻褄が合わないのです。
だからそこで、
「時間がないからしょうがない」
「今はやるべきではなかった」
「始めても失敗してただろう」
といった感じで、やらないのではなく、やれなかった理由を作り出してしまいます。
つまりやりたいと思ったことをやらない時間が長くなればなるほど、私たちのやる気は下がっていきます。
その方が自分を守れるからです。
これは目の錯覚と同じようなもので、そうなるとわかっていても勝手に脳が思い込んでしまいます。
例えばこの画像なんかは明らかに平面にあることはわかっていても中心に穴があるように見えますよね?
脳とはそのくらい、私たちが思っているよりも簡単に間違った解釈をしてしまいやすいのです。
だからこそ、やりたいことはすぐに始めなければいけません。
思い立ったが吉日作戦
とはいえ、本当に時間がなかったりそれを実際にやるための準備が必要なこともありますよね。
そんなときに私がよくやる、「思い立ったが吉日作戦」をご紹介します。
先ほどの、認知的不協和という脳のくせを逆に利用する作戦です。
それは、思い立ったらなるべく早くメモに残したり、もう少し時間が取れそうなときはワードを立ち上げてその計画や考えを書いてタイトルをつけて保存します。
そうするとどうなると思いますか?
脳は辻褄が合わないことを嫌います。
やりたいことがあって、少しだけ書き始めたのに中途半端で終わるのはどう考えても辻褄が合わないですよね?
その結果、隙間時間ですらそのことを考えるようになったり、ワードを立ち上げるようになったりします。
つまり、やりたいと思ったことがあったら中途半端でいいので何かしらのアクションを起こすことが非常に重要だということです。
むしろ中途半端の方がいいくらいです。
認知的不協和が誘発されやすいので。
明日やろうは馬鹿野郎だ。
ぜひ思い立った瞬間に動き始めてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
理学療法士
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平山鷹也
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