独り闘ってるわけじゃない
皆さんにとって、人生というのは何でしょうか?
お恥ずかしながら、僕はこれまで自分の人生について深く考えたことがありません。
聡明な方であれば既に幾度となく考えており『何を今更・・・』と思われるかもしれませんが、僕はいかんせん感覚的に生きている人間なので、
「とりあえず自分が幸せだと思えるなら、それでいいんじゃね?」
という浅く緩い考えでこれまで過ごしてきました。
しかし、30歳というある種の節目を迎え、またこんな落ち着かない世の中が続いているということもあり、そろそろ1度真剣に考えてみようか、と思い立ちました。
そこでまずは、これまでの自分の人生はどんな感じだったかなぁと思い返してみたのですが、
『自分は常に色々なものと闘ってきたな』
というのが最初に浮かんだ率直な感想でした。
こちらの記事を見ていただいても分かる通り、僕は昔から集団に馴染むのがあまり得意ではありませんでした。
集団でいる時の、意見はみんな同じでないといけないという暗黙のプレッシャーのようなものが嫌いで、「ノリ悪いなお前!」と言われたことは1度や2度ではありません。
それでも最初は仲間外れにされて1人孤独にいられる勇気が無かったため、何とか上手い具合に、反感を買わない程度に周囲と『ノリ』を合わせて過ごしていました。
自分の本音に蓋をして、周囲から浮かないように密かに闘っていました。
しかし、ある時から
『やはり1人の方が何もかも捗るし気楽だ!』
ということで、開き直ってほとんど1人行動をするようになりました。
当然そうしていると仲良くなれる人なんておらず、何だコイツという無言の批判は感じましたが、僕としては自分が生きやすくするためにこれがベストだと思っていたので、気にせずにいました。僕はここでも闘っていました。
そのキッカケとなったのは小学5~6年生の時の担任の男性教諭から、母親が家庭訪問の際に言われた言葉。
「タカヒロくんは、周囲の子とは少し違ったモノの見方や考え方をしますね。」
これを聞いた時に僕は、ちょっと安心したことを覚えています。
あぁ、やっぱり僕はみんなとは少し違うんだなと。
それまでにも何となくそんな気はしていましたが、第三者から初めてハッキリとそう言われて、自分の気のせいではなかったんだと分かったからです。
だから僕は、1人で行動しようと決めた時も変な恐怖心を抱かずに済んだんだと思います。
周囲とちょっとだけ違う自分が自分らしく生きるためには、これでいいんだと気付いたのです。
例えば学校でも会社でも、人間が30人くらい集まった時。
おそらくその中に最低でも1人や2人は、その集団に馴染むことができない人がいると思います。
僕のように少し違った感性を持っていたり、上手くコミュニケーションが取れなかったり、騒がしいのが苦手だったり・・・と、理由は様々ですが、必ずそういう人はいます。
メンタルがタフな人は、そういう状況であっても
「これが自分だ!」
と芯をしっかり持って動じず生きられますが、僕のようにそこまでタフでない人もいると思います。
そういう人に僕が伝えられることは、何かあるだろうか。
考えていたところ、僕が好きな曲の歌詞が思い浮かびました。
日本のダンス&ボーカルグループである『THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
』がリリースした曲【FIRED UP】の中にある、こんな歌詞です。
独り闘ってるわけじゃない
孤独なBATTLEに行くんじゃない
I’m gonna make it, you gonna make it
なんだって We can make it
周囲と同じように上手く生きられないと悩み感じて闘っているのは、あなただけじゃない。だから孤独なんかじゃない。
そして、やろうと思えば自分で何でもやっていくことができる。
この歌詞を、そして僕の記事を通じて、この今この瞬間、悩み苦しんでいる人の力に少しでもなれていたらいいなと、そう願わずにはいられません。