チョコレート味のプロテインとミルクコーヒーを混ぜてみた話
牛乳を買い忘れた。
全てはここから始まった。
僕は夕食を食べ終わると『締めのデザート』ならぬ『締めのプロテイン』を飲むことを最近の日課にしている。
プロテインについては、メーカーに対するこだわりというのは特になく、強いていえば美味しく飲み続けられるものをチョイスしている。
家には何種類かのプロテインを常備しており、現在夕食後に飲んでいるのはこちら。
ちなみにウエイトゲイナーである理由は、増量したいと思っているからの1点のみ(ウエイトゲイナーよく分からない方は調べてみてくださいね!)。数種類試した中で、これが1番飲みやすく美味しかったのである。
公式で推奨されている飲み方はこちら。
運動量や目的に合わせ、1回20~30gを目安に、コップ1杯(約200cc)の牛乳や水などに溶かして、すみやかにお飲みください。
僕は水と牛乳ともに使用して飲んだことがあるが、個人的には牛乳の方が美味しく飲み心地が良かったので気に入っていた。
さて、ここで冒頭に戻る。
プロテインを飲もうといつものように冷蔵庫を開けた僕は、ここで牛乳がないことに気付いた。
夕食前の食材の買い出し時に、「牛乳もう無いから買わないと」としっかり頭の中にはあったのに、諸々買い物カゴに入れている中ですっかり抜け落ちてしまっていた。
さぁどうしよう、と考えに耽る。
この情勢下、『不要不急の外出は控えるように』というお達しが国から出されている。さらに職場からも同様のお達しが来ている。
今の自分にとって個人的には牛乳は必要緊急の物資だが、世間的に見れば間違いなく不要不急だ。
家から最寄りのコンビニまでの距離、推測300mほど。
決して遠くはない。しかしものすごく近いわけでもない。
日々たくさんの人達が頑張っている中、美味しくプロテインを飲むというのはこの情勢下の優先順位で見ればおそらく下位に位置する。
やはりここは諦めるかしかないか・・・
そう考えていた僕の目に、ふと飛び込んできたものがあった。
冷蔵庫の片隅に何か茶色い液体の入ったペットボトルが、キャップを頭側にして寝かされている。
よくよく見ると、いつぞやに買ったミルクコーヒーだった。
そういえば2月頃に仕事中に買って、結局飲まずに持ち帰ってきてから放置していたことを思い出した。
何となく手に取って3秒考える。
そうだ、これをプロテインと混ぜたらどうか。
我ながら名案だと思った。何せ『ミルクコーヒー』という名の通りミルク(牛乳)がきちんと含まれている。これなら公式で推奨している飲み方から完全に逸脱してはいないし、プロテインもチョコレート風味なのでミルクコーヒーとの相性は悪くあるまい。
このまま寝かせておいてもいつ飲むか分からんし、賞味期限が切れてもイヤなのでこの機会に飲めるし良いこと尽くめではないか。
まさに救世主が現れた。おぉ神よ、僕は見捨てられていなかったのですね。
というわけで早速、これでプロテインを飲むことにした。
いつものようにまずプロテインシェイカーにプロテインの粉を入れる。
それからみるミルクコーヒー200ccを入れ、シェイクシェイク。
写真を撮るのを忘れてしまったが、出来上がりの見た目は良い感じだ。
いや良い感じって何だという話だが、決して違和感はない。
というかミルクコーヒーは茶色だし、プロテインの粉も茶色なので、混ぜても茶色のままである。
泡立ちも少なく、もういつでも飲める状態。
ではいただいてみようとゴクゴク飲んでみる。
うん、美味しい。
予想通り、ミルクコーヒーの甘く苦い味とプロテインのチョコレート風味が良い意味でマッチしている。
強いて言えばもうちょっと苦みが少ないといいなぁと思ったが、ミルクコーヒーとはそういうものなので文句を言うのはお門違いというものだ。
かくして僕は、不要不急の外出を避けることに成功しプロテインを美味しく飲むことができた。めでたしめでたし。
今回のことで僕が学んだのは、
よーく目を凝らして見てみると家の中には買ったはいいものの使っていない資源があるものだ
ということだ。
え、それは持っていき方が少し強引ではないかって?
その通り、完全な後付けです。
でも、この考えって結構重要だと思う。無闇やたらに買ってモノだけ溢れていても良いことはないですしね。
というわけで皆さんも、何かが無い時は新しく買いに行く前に、周りをもう1度見回してみることをオススメします。
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