極悪女王〜ビューティーペア〜
とうとう配信された「極悪女王」
発表自体は4〜5年前だろうか?
そこから今回の原作というべき「ザ・ヒール」そしてそれを元に描かれた漫画「ダンプ・ザ・ヒール」を読んだりと徐々に自分のテンションを上げていってたと思う
ダンプ松本やクラッシュギャルズの存在は当時は薄々は肌で感じていた
だがまだ自分は幼過ぎた
単に父親の影響かメジャーなスポーツといえば野球の次はプロレスという印象
だが自分はまだアニメや特撮が好きでこれも昭和家庭あるあるでテレビは一家に一台の時代
無理矢理プロレスを見せられてはいたが興味は無くプロレスラーということは認識していたがダンプ、クラッシュ双方共にどちらかというとタレントさんという目で見ていたと思う
それほどいろいろなテレビに出演していたのだ
特にダンプ松本は先に引退し本格的にタレント活動をしていたのもありお茶の間の人気者という印象の方が強かった
だがこの時今でもはっきりと覚えているエピソードがあり当時、関西圏では夕方に全女中継をやっておりたまたまクラッシュの歌と試合を観た自分は何故かもの凄く興奮して
「長与千種かっけー!千種になりてー!!」
と思って見様見真似の下手なダンスを踊りプロレスの真似事を1人でやっていた記憶が今も鮮明に残っている
まあ子ども特有の熱しやすく冷めやすい
もう次の日には忘れていた気がする
そしてこの後は全女中継を観た記憶がない
それもそのはずでこの後のドラマでもクライマックスに描かれた髪切りマッチの影響で関西圏では打ち切りになっているからだ
そしてその後に全女中継を観るのが地元地方局で買い取ったであろうこれまた伝説のブル中野vsアジャコングの2回目の金網戦をたまたま観たのだ
この時もめちゃくちゃ興奮したことを覚えている
この後になると東京に出てきてから真夜中の全女中継となり
そのメインが豊田&山田vsラスカチョの62年組の血まみれ対決
以前にも長々とシリーズで書いた通り
地元で全女の試合は観戦してはいるがあくまでオラが町にプロレスラーが来たぞー!というお祭り的なノリであったがそこから全女→女子プロレス→プロレス全体とハマっていくわけでそうなると現在だけでなく過去も深掘りしていくことになり
ビューティーペア、クラッシュギャルズはもちろんWWWA初代チャンピオンのミルド・レッドバーグから京愛子、ジャンボ宮本、赤木マリ子、マッハ文朱まで気になってくる
考えてみたら後から知ることになるが初めてテレビで観た女子プロレスラーはマッハ文朱(すでにタレント活動をしていた)となる
それだけプロレスラーのテレビ進出が当たり前の時代だったのかもしれない
と、まあ予備知識は十分で「極悪女王」を鑑賞することとなる
もちろん記憶違いや忘れ、勉強不足のところもあるしなにせリアルタイムでは体験していない
が!
語っていこう!
語らずにはいられないのだ
物語のスタートはなんとビューティーペアの「かけめぐる青春」の歌唱シーンからで驚いた
そしてジャッキーさん引退そして復帰まで描くとは思ってなかった
ロッシー小川も語っていたがもちろん時系列の違いは結構あるがあくまでフィクションのドラマだ
「家出レスラー」同様そこを気にしたらもう観れなくなってしまう
ビューティーペアの別れは結構真に迫っていたと思う
後にマキさんが語っていたが「ビューティーペアは世間の捉え方と実像は真逆」
もちろん自分に対してのストイックさに関しては後輩たちが語っている通りで実像だとは思うがその反面でナイーブで傷つきやすい人だったのかもしれない
ジャッキーさんは41歳という若さで早逝された
実は自分はお葬式に参列させていただいた
その時は全女、そして女子プロレスというものに完全に狂っていた
世に出ている数々の本を読み漁り歴史を勉強しより深くコアな方向へと向かっていたのだ
ジャッキーさん、ビューティーペアが活躍している時は自分は生まれたばかり
もちろん何も知らない
そんな自分が行っていいものなのか?
葛藤した
だが女子プロレス中興の祖
稀代のスーパースターが亡くなられたのだ
行くしかないっ!
確か横浜のお寺だったと思うが遺影の前で手を合わせることができた
ジャッキーさんは進退を掛けたセメントマッチを3度も行いその全てが伝説になっている
マキさんとの引退を掛けたあの試合
ジャガーさんとのWWWA
そして神取忍との大和市で行われた不穏試合
神取との試合は雑誌に載った体だがvsマキ、vsジャガーはこの作品において丁寧に描かれている
そしてジャッキーさん演じる女優さんも素晴らしかった
演技はもちろん少し影がある雰囲気、そして体がスラっと細身だが下半身がしっかりしているというジャッキーさんそのもののような体作りは本当に素晴らしいと思った
そしてマキさん演じる女優さんは結構遅めにクランクインされたそうで他の女優さんより細く感じたが肩から背中辺りの筋肉がめちゃくちゃカッコよかったので追いつこうと努力されたんだろうなと感じられた
そしてめちゃアホなこというとめちゃタイプ
まあそんなことはどうでもいいか
で、マキさんご本人だが40前くらいのスナック経営されてた頃のイメージが強くて「ぶるちゃんねる」に出られた時に失礼ながら
「だいぶ老けられたなぁ」と
しかしこの間の極悪プロレスでタンクトップに細身のジーンズで途中から現れた時は
「カッコいい!やっぱスーパースターだ!!」
と思わされた
だいぶ痩せられたがやっぱ腕とかカッコいいんだよね
スーパースターは死ぬまでスーパースターなんだよ!!
そう考えるとビューティーペアってもの凄いタッグチームなんだなと改めて思わされました
後、思うんだけどジャッキーさんと麻優さんて顔似てない?
系統というか
正統派ベビーフェイスの系譜なのかもしれないね
女子プロレス界におけるスーパースター顔なのかも
と、長くなりましたがまずは「極悪女王」の冒頭からエピソード2までにおける主役の1人ジャッキー佐藤さんについて語ってみました
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