日銀はアホなのか?(アホです)
まあ、驚きですよね。今、金利上げるとか、私は全く理解できません。
理由が意味不明。なぜ今なのかも意味不明。
今、金利上げれば、株価が下がることなんてサルでもわかるわ!
金利を上げるという行為は、景気にとってマイナスです。これが基本。ただ、景気が過熱している状況では、少し手綱を引く必要があるので、そういうときには問題ない。
今、景気が過熱しているんでしょうか?需給バランスが崩れて需要が供給を大幅に上回るとか、そういう状況なんでしょうか?
日銀って昔から意味不明なことをやるわけで、今まで何度こういうことをやってきたか?速水のときもありましたよ、確か。景気が良くなりそうだというときに冷や水をかける。良くなって、過熱してきたら水を掛けるのではない。ちょっと良くなりそうな兆しが見えてきた段階で水をかける。今回もそう。
この植田とかいう学者、いったい何を勉強してきたんですかね?
金利が上昇すれば、企業の経営には悪影響。これは当たり前すぎる事実。当然、株価には影響する。下がって当たり前。特に不動産関係も影響が大きい。個人住宅の需要が冷え込むのがわかりやすいですかね?大きなビルを作ったりする場合も借り入れするので、0.25%金利が上昇することはかなりの痛手。ここに記事ありました。昨日の午前の段階で不動産が下落率一位。
日本の金利が上がって、もう少ししたらアメリカの金利も下がるわけで(多分)、金利差が意識されれば、当然円買いを誘う。円が買われれば、円高になり、円安で利益を得てきた日本の会社にとっては大きな打撃。これまた株価は下がる要因になります。
円高になれば日本経済全体にとってマイナスなので、どこからどう見ても株価が上がる要因はない。
株価がどうなろうと、自分は株式投資をしてないからから関係ないと思う人がいればそれは違うんですよ。株価はこの先の経済がどうなるかを教えてくれる先行指数の意味がある。なので、株価が下がるということはこの先、経済が悪化することを予測していることになります。
日銀の記者会見をまとめた文書を見ると、物価の上振れ懸念とかを理由に挙げているんですが、どこにそんな数値があるんでしょうか?直近はこれ。全然大したことない。目標が2%ですが、ほぼ目標どおり。懸念するような数字はない。これを見ても同じ。日銀発表の資料です。PDFの11枚目(ページ数では9ページ)に、来年と再来年の消費者物価指数の見通しが書いてありますが、これ、下がっているんですよ!!どこに上振れ懸念があるんでしょうか??自分で下がる予想をしておきながら、上振れリスク(笑)
また、加えまして、これまで の為替円安もあって、輸入物価が再び上昇に転じていまして、物価の上振れリスク には注意する必要もあると考えています。
円安も金利を上げた要因の一つと言ってますが、植田くん、アホなんでしょうか?日本経済全体よりも物価の安定が大事なんでしょうか?何を優先しているの、アンタ。円安で良かったのに、これを修正しようとしたんですよ!!こいつ、アメリカの手先なのか?
一つ不思議だと感じた事実があります。これだけ株価が下落して、同時にかなりの円高も進んでいるのに、大手マスコミはスルーしているような状態。一応、記事としてはあるが、まったく目立たない。無視しているなと思いました。平均株価は一時1,000円以上下がったのに。円も140円台に入ったのに。
要するに、円高になってよかった、金利も上がって正常化に向かっているというとんでもない認識なんでしょうけど、そもそも、ゼロ金利が異常とか、その見方がおかしい。何が異常で何が正常なのか。ゼロ金利政策は正常です。円安が日本にもたらしたメリットは大きい。
これから本格的に賃金上昇が中小企業にも波及してくかも、というこの矢先に冷や水をぶっかけるアホ日銀。いったいどこの国の機関なんでしょうか?
金利を上げることに反対した委員は二人だけ。つまりまともな委員は二人しかいない。終わってる。中村豊明氏、野口旭氏、この二人はまともな人なので覚えておきましょう。
植田の会見をまとめた文書を見ると、植田は「0.25%なんて大したことない」と言ってますが、大したことないのに、なぜ株価があれだけ下がるのか、円高が進むのか説明してほしいですね。0.25%は大きい。
日銀って頭のいい人が揃って政策を決定しているんだろうと思われがちですが、違います。過去の例を見ても、アホな決定をしたことは一度や二度ではない。単なるアホな役所の一つ。
最後に植田くんの意味不明な理屈を紹介して終わりにします。金利を上げたことはメリットとデメリットがあると思うが、トータルでどうなんだという質問に対する答えです。
より長期的な観点から申し上げますと、非常に低い水準にある金利を 経済・物価情勢に合わせて少しずつ調整をしておいた方が、先に行って慌てて調整 するという事態に追い込まれたときに、ものすごい急激な調整を強いられるという リスクを減らすという意味で、全体としてはプラスになるという考え方もあり得る かなというふうに思っております。
これ、大学の経済学部の試験の答えだとしたら0点ですよ(笑)。プラスになるという考え方もある得るかな、だと?
繰り返します。「あり得るかな」ですよ。あり得るではない!最後に「かな」ですよ。こんないい加減な考え方でやっているわけです。あり得るとは断言できないんですよ、コイツは。本心はマイナスだと思っている証拠でしょ、これは。プラスになると確信できないまま、金利を上げている!
というわけで、日本のことなどまるで考えていない日本銀行。儲かったのは銀行のみ。証拠はこれ。日銀の当座に預けたら銀行は0.25%の金利がもらえるようになった!昨日、銀行株も上がりましたね(当然)。
これ、以前は金利なんてついていなかったわけで(そもそも”当座預金”ですから)、最近になって思いっきり金利が付くようになったわけ。証拠はこちら。今年の3月からです。ゼロ金利が解除になったから、ということなんでしょうけど、別に当座なんだから金利なんてつけなくていいんじゃないかと思いますけどね。金融政策上、日銀当座残高をいじって何かをするとか、今やってないでしょ?
うがった見方をすれば、銀行のために日本全体を生け贄にしたとも言えます。財務省の差し金と解釈することも可能。そもそも副総裁は財務省出身者ですからね。
というわけで日銀というのは反日団体の一つなんだと思った次第。政策決定をこんなところに委ねるべきではないと思います。