15. 傍聴席にドヨメキが起こった高槻市議会
「学級閉鎖時の学童が必要な子どもたちの居場所」問題。
前回までの西村議員と市役所の答弁、で解決方法はお陀仏状態でした(笑)。
前回の記事はコチラ
結局、高槻市で学級閉鎖したときに学童が解放される希望はない。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
市が、学級閉鎖時の子ども達の居場所を用意する気はない。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
従って、子育て世帯の選択は次の二択。
子どもが鬱になりそうになりながら留守番をするか
親が借金生活になるリスクを負いながら仕事を休むか
(※ちょっとオーバーに言ってます(笑)。大阪の方には笑いがないと読んでもらえないかと思って・・・)
ということで、「じゃあ、せめて学童利用者の親が、学級閉鎖のときに子どもを預ける先を探す時間を稼げないのか?」という作戦を考えてくれた西村議員。
西村議員のHPから議会でのやりとりをご紹介します。
学級閉鎖 対応策はあるのか!?
西村議員は、一般質問の中で、このように質問しています。
西村議員の一般質問:
高槻市役所 教育次長:
西村議員の2回目の質問:
筆者のボヤキ:
そもそも、学級閉鎖って、誰も休んでいない状態から、いきなり次の日5人の生徒が欠席になって「明日、学級閉鎖」になることは非現実的。
子どもの欠席や早退が日常的になっている時期、学級閉鎖が危ぶまれる、という状態を経て、「あと一人でも欠席者が増えたら学級閉鎖だ」という状態が続き、遂に「学級閉鎖」となるもの。
でも、仕事と家庭でてんてこ舞いの親にとっては、「え? そんなにクラスに欠席者多かったの?」と状況を把握していないことも少なくありません。
子どもは、クラスに休みが多いなど、特に親に話さないからです。
「欠席者が増えている」という現在の状況を親が把握できれば、子どもの預け先を手配する時間が稼げる。
「注意報」を出すことが、なぜできないのでしょうか?
という西村議員の質問って、働くお母さん全員の本音のような気がする・・・(笑)。
「地震予知の研究」は何故あるのか?
話は変わりますが、地震大国の日本。
「なんとかして地震を予知したい」
「地震予知に繋がる自然のシグナルとは何か?」
という飽くなき研究が続けられています。
もちろん、未だ、確率された地震予知配信システムはありませんけれども。
日本に住む誰もが、例え、前日であっても、数分前であっても、「地震予知情報があったらいいな」、心理的準備、物質的準備ができたら嬉しいな、と思っているのではないでしょうか?
それは、地震によって、一瞬にして日常が崩れる怖さを誰もが知っているから。備えられれば、助かることもある、と知っているから。
「学級閉鎖」は、学童を必要とする子育て世帯にとって、日常が崩れる「地震」のようなもの。
しかも、その地震は、一年の間に何度も何度も、子育て家庭に起こります。
あなたなら、どちらがいいですか?
予告なく突然、地震がくる。
「地震がくるかもしれないよ」と予告があり、準備ができる。
まあ、予告が外れることはあるけどね。
「地震がくるかもしれないよ」と予告があり、こなかった場合に「え~、せっかく色々準備したのに。予告なんて、なければ良かった」と思うでしょうか?
それとも、「色々準備したけど、結果、地震こなくて本当によかった」と胸を撫でおろすrでしょうか?
そもそも、予告で混乱するなら、予告は無視して、これまで通り「学級閉鎖決定通知」だけを気に留めればいい話。
雇用されていないワーキングマザーの場合
ところで、私は個人で事業をしているので、前日の10時の時点で「明日、学級閉鎖かも予告」では、子どもの預け先を探すことは、かなり困難で、仕事のキャンセルをする以外にありません。
そもそも「前日に、お客様にキャンセルをお願いする」ってどうよ?
お客様も忙しい中わざわざ時間を空けて心づもりをしてくれている、その日しか来られない、という多忙な方も多い中(敢えて職種は伏せますが(汗))、ドタキャン理由が子どもの学校の都合であれ、前日キャンセルされたら、お客様としては気分が萎えますよねー。
2日前なら、子どもの居場所を手配することができやすくなります。
例え、手配できずに顧客を失ったとしても、少しは自分の責任だと納得がいきやすくなる・・・。
さて、この「なんで、できないの?」という西村議員の質問に対する、市の答弁がこちら。
高槻市役所 教育次長:
「予算がほしい」と言っているわけでもなく、「人員をぼしてほしい」と言っているわけでもない要望に対して「今後も、速やかに通知するよう努力します」とい市役所側の答えに対して、この日、傍聴席ではドヨメキが起こりました。
実は、この答弁の日、「シニアの団体」が30名ほど集団で傍聴に来ていらっしゃり、傍聴席は満杯でした。
そのシニアの方々の間も、世代的に、ご自身が直接関わることではないかもしれませんが、それでも市役所側の答弁に驚いた、ということですよね。
教育次長の答弁を受けての西村議員の要望:
市の慣行を変える方法とは?
前日に知らされる「学級閉鎖」は、理由はどうあれ、いわゆる市立小学校の授業ドタキャン。
市立小学校の授業がドタキャンされるなら、市は
「市として、健康な子どもが行ける場所を探す(提供する)」か、それができないなら「親が健康な我が子が行ける場所を探せるように時間を与える」のが、高槻市民である子どもへの、大人としての責任ではないでしょうか?
「学級閉鎖注意報」を実践している小学校がある
実は「学級閉鎖・注意報」実施している小学校があるそうなんです!
東大阪市の、とある小学校。
校長先生のご配慮で実施くださっているそうです。
「現在、体調不良者が○○人ほど出ています。
○○人を超えると学級閉鎖となりますので、その場合は、またご連絡します」
という旨のメールがくるらしい。
しかも、なんとメール本文には「見ましたボタン」があり、ボタンを押して学校側に「見たよ」と通知しない場合は、学校から保護者に連絡が入るシステムで、仕事でメールが見れない保護者にも知れ渡る連絡システム。
秀逸な連絡システムだぁ。。。。。
個人的に、自分の子どもが通う小学校も、このシステム導入してほしい、と思い、校長先生にお願いしてみたい、と思う今日この頃(笑)。
事前に注意報がもらえたら、親の子育てストレスはもちろん減るんだけど、本当に大事なのは、子どもの心が安心して居られる居場所の確保だよ。
「学級閉鎖・注意報」導入の署名活動にご協力を!
というわけで、西村議員がついに署名活動を始めました!
「学級閉鎖・注意報」導入を熱望している市民の声を市政に届けるべく「学級閉鎖・注意報」導入の電子署名を集めています。
8月20日(火曜)までに1万人の署名を集めるのが目標です!
(7月8日時点で71名の署名が集まっています!)
ぜひ、ご近所さんにも拡散して、読者の皆様にも、ご署名頂きたい!
よろしくお願いいたします。
次回の更新は、7月中旬を予定しています☆
これからも、よろしくね!