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「このままでは日本人は滅びる」ファーストリテイリング柳井社長が語る危機感

柳井氏のコメントに基づく有識者の提言についての考察

この記事の概要は、柳井氏のコメントに基づき、有識者達が日本を憂い、提言を行うというものである。

ざっくりいうと、非常にアイロニー(皮肉)な構造になっており、非常に面白い
では、どのような点がアイロニー的な構造だというのだろうか。
有識者達は記事の結びとして次のようにコメントしている。


「日本のホスピタリティや安全等を少数精鋭で行うようなことの必要性がある。そのうえで外国人が住んでみたいと思えるような日本社会を作ること」


最もなことである。
しかし、この唱えている理想が、矛盾の構造であることが理解できているのであろうか。


日本人の特徴とは、勤勉努力家連帯感などが挙げられる。これは誰もが納得する特徴なのではないだろうか。
つまり、今の日本とは、その抽象的な特徴が現実化したものと言うことが言える。
終身雇用制度年功序列村八分といった慣習が最たるものであり、やや抽象に視線を戻すと、日本のホスピタリティや安全などの形成に寄与していることが認識できる。


何が言いたいかというと、日本のホスピタリティや安全は、少数精鋭と両立することは不可能である、ということ。その起源が異なるから当然である。


どうにも、この記事だけでは矛盾を理解せずに提言しているように見えてしまう。
ここで、「この記事だけで判断するな」という意見が出るはず。
もちろん、それも最もな指摘である。
しかし、そもそも記事が出るということ自体が矛盾なのだから、それも致し方ないのである。


前澤友作氏が異論を唱えているが、当方も彼の意見に共感せずにはいられない。彼は構造を理解し、角が立たないような表現で包んでいる。

結局、彼ら有識者達がこのような発言(記事を掲載)するようなことが、人々が憂う日本へ助力しているようなものなのである。

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