iPhoneのスクリーンタイムを使ってデジタルデトックスといふものをしてみようと思った
お金と時間の使い方がヘタだ。
開き直る訳ではないが、お金の使い方がヘタな人はだいたい時間の使い方もヘタだと思う。金遣いのヘタさと時間の使い方のヘタさは、たぶんセットだ。
その時間を浪費させている敵こそ、スマホである。気がつくと食事中だろうが、在宅ワーク中だろうが、寝起きだろうが、iPhoneをずっと開いている。Twitterとヤフーニュースとwikipediaの3つのコンテンツがあれば、2時間は簡単に溶かすことができる。
先日の3連休も、私はスマホに時間を奪われた。本当は資格試験に向けての勉強をゴリゴリやる予定だった。3日も休みがあれば相当に勉強できると思ったのに、気づいたらサイゼリヤで燃えているタイムラインを追いかけていた。
これはなんとかしなくてはならない。時間泥棒のスマホから距離をとらねばならない。奴はあっという間に私の大切な時間を奪っていく。
そんな中で読んだROLANDの『君か、君以外か』という本の中で、デジタルデトックスについて触れられていた。デジタルデトックスとはスマホやパソコンなどから距離を置き、オフラインの時間を過ごすというものだ。
これだ!
私はさっそくこの方法を実践してみることにした。
iPhoneの設定を開くとスクリーンタイムの項目があるので、これを選択する。
ここから常に許可を選択すると、スクリーンタイム中に使用を許可するアプリを選択できる。
許可したのはLINEやメールなどの連絡アプリ、ミュージックやradikoなどの画面を注視しないアプリ。それ以外は、お店のアプリ、天気予報、写真、メモ、ラニングアプリなど時間泥棒率の低いものを許可した。
するとホーム画面はこんな感じに。使用を許可していないアプリは暗く表示される。
そして許可していないアプリを起動させると次の画面が現れて使用できない。
OKボタンを押すとホーム画面に戻る。「制限を無視」を選択すると、一時的に使用が許可される。許可の時間は1分、15分、1日のいずれかで設定できる。
アプリを起動させることはもちろんだが、他のアプリからの連携も出来なくなる。
例えばメールのアプリは許可したので使用できるのだが、メールに添付されたURLをタップしても、リンク先のwebページを見ることができない。ブラウザアプリのsafariを許可していないからである。
なるほど、これは便利だ。
「メールのリンク先を確認するだけだったのに、気づいたら普通にネットをしていて、数時間が経過していた」という恐怖体験をしなくても済む。
とはいえ、ずっと使えないようにするのも何だか鬼畜の所業のような気がした。ここは慈悲をくれてやろう。私とて、完全な鬼では無い。
毎日、22:30〜23:30の1時間だけ、この時間だけはスマホを触りたい放題の設定を施した。
果たして、このデジタルデトックスをすることで、心と体にどれだけの効果があるのか。
スマホから離れ、生産性のある時間を過ごし、日々生きていることに感謝し、愛する人に囲まれ、ありあまる富を手にし、私腹を肥やし、酒池肉林の限りを尽くす。そんな人生を送ることができるだろうか。
そしてデジタルデトックスの先輩、ROLANDさんは次のように述べている。
私も人間の生活を取り戻そうと思う。