博物館の年末年始
博物館は通常、24日頃まで開館しています。
年始の開館はまちまちで、1日から開館するところもあれば、5日頃から開館するところもあります。
その違いは、お正月イベントを催すかどうかです。
獅子舞や太神楽といった伝統芸能や、羽根つき、ベーゴマなどの遊び道具の貸し出しを行ったりするところもあるため、大人も子どもも楽しめるイベントとなっています。
小規模な博物館は正月イベントを行うのは難しいですが、大きい博物館や野外博物館は、1日・2日から開館することが多いです。
特に古民家がある野外博物館は、上記に挙げた催しを行うことが多いです。
最近は衛生問題で、甘酒や餅つきのお餅配布を行わないところもありますが、昔ながらのお正月を楽しむ学べるので、この機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
ちなみに、博物館の職員は、12月27日頃まで通常業務です。
1月1日・2日出勤の職員は、数日早く仕事納めになる場合もあります。
画像は【すす払い】
近世以降は12月13日にすす払い(煤掃)を行っていました。
この日は正月事初め・年取の始まりなどと呼んで、正月の準備を始める日と考えられています。
【参考文献】
西角井正慶編 一九五八 『年中行事辞典』 東京堂出版
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