学芸員資格は、運転免許証のような、携帯できる証明書がありません
学芸員資格…実はすぐに証明するのが難しく、準備がとても面倒なのです。
「学芸員資格を見せてほしい。」
そう言われると、困ってしまいます。
昭和42年(1967)に、学芸員資格証明書の交付をとり止めてしまったためです。
そのため、学芸員資格を取得していると証明するには、大学が発行する卒業証明書と博物館に関する科目の単位取得証明書の2点を揃える必要があります。
この2点が揃って初めて学芸員資格を証明できるのです。
…とっても不便です。
ちなみに博物館に就職活動で履歴書を送る際は、この2点の証明書も必須となります。
しかし、(特に卒業生は)直接学生課へ行ってもすぐに発行できないこともあり、その場合は事前に電話するか、郵送してもらうことになります。
ただ、この証明書を発行するにあたり、手数料(¥200程度)がかかります。
複数の博物館へ履歴書を送付する場合、それだけ証明書も必要となるので、そこそこの出費になります。
就職活動であれば、資格証明は重要なので、大学が発行する証明書は必要だと思いますが、せめて普段携帯できる証明書(運転免許証のようなもの)はあっても良いのではと思います。
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