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競争の力

おはようございます!

報道の在り方を見直す番組が増えてます。

政官民などの権力に対する監視が
うまく機能しなかった過去を振り返り、
炭鉱のカナリアに例えて、
報道の役割を改めて見直していました。

ただ、私は少し冷めた目で見ています。

そこに競争の概念が薄いからです。
努力をすることは素晴らしいことですが、
独占を認められた世界にいたのでは
自ずとその成果には限界があるからです。

古くは堺屋太一さんが書いていましたが、
戦後の言論統制にさかのぼります。

戦後民主主義と言われていましたが、
厳然と言論統制が敷かれていたと
解説していました。

製紙会社は、王子製紙と日本製紙。
印刷会社は、凸版印刷と大日本印刷。
出版流通は、トーハンと日販。
広告会社は、電通と博報堂。

占領下で意図的に寡占をしき、
言論を管理しようとした歴史がありました。

新聞やテレビもその中のひとつです。

こうした会社を調べたり、
そこで活動する人とお付き合いをすると、
良い会社・良い人ですが、
独占や寡占の中で暮らしてきた
匂いがあります。

インターネットが出てきたときは
そこに風穴を開けてくれるのではないか
と期待しましたが、
デファクトを取るという掛け声のもと、
GAFAMなどがあっという間に
寡占を手に入れました。

いま、頑張るべきは、
独占禁止法を司る公正取引委員会
ではないかと私は思います。

彼ら彼女らは今、何を思うのでしょうか。

今日もよろしくお願いします。

安島

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