部室か、教室か?
おはようございます!
業務命令で仕事をしたことがありません。
これは私にとって普通のことでしたが、
どうも珍しいようです。
新入社員の下積みのときもそうでした。
もちろん、
先輩から色々と言われて
徹夜を重ねたこともありましたが、
自分がやりたくてやっている、
やらされたくてやっている
と思っていました。
思っていたというか、
無意識でそう考えていました。
後輩がたくさんいた時も、
業務命令だからやってくれ
と考えたことはありません。
こうしたほうがよいから、
こうしようと話してやってきたつもりです。
最後の最後、
締め切りに間に合わない時は、
お客さんに迷惑がかかるから、
先輩が決めようと話してきました。
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ですから、
権限がないから仕事ができない
といわれると、面食らってしまうのです。
権限があっても、
後輩がついてこなければ
効率の悪い仕事になりますし、
先輩が自分を飛び越えて
後輩と仕事をすることもありえます。
たとえてみれば、
部室に集まって活動するようなものです。
やりたいから来る。
やりたくなければ来ない。
ただ来ることもある。
そのような時は部誌に何かを書きつける。
誰かが書いていることを読んだりする。
全ては、自分が主導権を握っているのです。
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その対極にあるのは、教室でしょうか。
時間割があって、皆が決められて来る。
来ているかどうか出欠を取る。
皆が整然と机を並べて、同じことをする。
どちらも大切ですが、
最近は部室が減っている気がします。
部室的な要素が減っている気がします。
部室が教室みたいになってきました。
自主性を失った生徒が目につきます。
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教室は設計図で準備したレンガ造りの家で、
部室はブリコラージュでできた草木の家
です。
私は、部室でずーっと暮らしてきたので、
教室に入ると面食らってしまいます。
暮らしの主導権を失うと、
メンタルをやられやすいことが心配です。
今日もよろしくお願いします。
安島