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記憶を大切に思う・・・

おはようございます!
 
村上春樹さんの文章が好きです。
 
小説を読んでも、
BOTのつぶやきを見ても、
漢字とひらがなのバランスや、
言葉の順番も心地よく、
すーっと頭と心に入ってきます。
 
こういう文章を書けるようになりたい。
 
内容も比較的入り込みやすいものが多い。
 
ただ一つだけ、
まだ理解が及ばない内容があります。
 
記憶についてです。
 
村上春樹さんは、
次のような主旨のことを書かれます。
 
人生でいちばん大事なことのひとつは、
素晴らしい記憶を貯めていくことなんです。
寒い夜には、記憶が暖炉の火のように
僕らの心を暖めてくれるのです。
 
確かに、そうなのだろうと
思うことはあります。
昔の仲間にあうと、
当時の関係に戻り、
懐かしい思い出話に花が咲きます。
 
それはそれで楽しいことではありますが、
私はすぐに、それに浸っている自分に
距離を置きたくなります。
 
先のことを考えたいなと思うのです。
 
そうしないとどんどん
世間から離れていくような
感覚を覚えます。
 
村上春樹さんは、
井戸の底に降りていくように、
自分の中に深く入り込み、
そこで自分を見つめると言います。
 
そこで見つめるものの多くは、
過去の記憶でつくられた自分
なのでしょう。
 
私は自分の中に深く降りていくのではなく、
先のことを考えることが多いのでしょう。
 
毎日文章を書くのも、
書けば書くことがなくなり、
次のことを自然と取り入れるので
書いています。
 
呼吸に例えると、
吐けば、自然と吸うので
吐くのです。
 
自分の中に深く降りていくには
もう少し時がかかりそうです。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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