銀行と証券の壁を壊してみる
おはようございます!
SMBC日興証券で不祥事です。
社長さんは半年間無報酬で、
再建の道筋をつけた段階で辞任します。
お金を扱う会社は
こうした不祥事が絶えません。
毎朝の掃除のように、
絶えず掃き続けるのが大切なのでしょう。
今回の不祥事の中身は、
相場操縦と
銀行と証券間の情報共有違反
です。
相場操縦は論外でやめてほしい。
一方で、
銀行証券間の情報共有違反は
少し複雑です。
ルールを守らないのはいけません。
しかし、
そのルールは妥当なのかと言うと
議論の余地があります。
店舗では、
三井住友銀行と日興証券が同じフロアで
お客さんを受け付けています。
これで、
情報は共有していませんと言われても、
にわかには信じがたい
と私は思います。
そもそも、
お客さんが共有してくださいと言えば、
共有すればよいでしょう。
あなたの預かり資産は、
預金でこのくらい、
外貨でこのくらい、
株でこのくらい、
外国株でこのくらいと
全体が分かった方が便利です。
しかし、独立系の野村證券や大和証券は
共有化に反対のようです。
銀行と証券が情報戦をしたら、
銀行の情報力が勝ると考えているのでしょう。
そうだとすると、
お客さんの利便性ではなく、
会社の都合による反対となります。
銀行と証券の情報共有は
もう少し前に進ませたらよい。
今日もよろしくお願いします。
安島