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コンサルタントの多様化

おはようございます!

 

「機密事項なので
コンサルタントを雇わないでください」

 

そのような言葉を数年前から
耳にすることがあります。

 

事業会社のトップ層同士で
事業提携や資本提携を話すときです。

 

初めは耳を疑いましたが、
確かにそうなるなと最近は慣れました。

 

欧米のマネジメント・コンサルティングが
日本に上陸した時、
文字通り、マネジメントの長である
社長の相談事を秘密裏にあずかるのが
仕事でした。

 

きわめてごく少数の、
時には社内の人を交えずに
奥の院で秘密の相談を受けたものです。

 

ですから、あまり目立たなく、
就職するときには、親にも説明ができず、
祖父からはまじめに仕事につけと
しかりつけられたものです。

 

ですから、世の中に認められる、
きちんとした業界にしたいと
思いながら仕事をしてきました。

 

その結果、
学生の就職人気ランキングの上位になり、
クライアント企業で
業界の説明を求められることはなくなるほど、
日本経済界に定着しました。

 

しかし、その結果、
いつでもどこでも便利に使うようになり、
時には社内稟議の添付資料作成のために
呼ばれたり、高級文房具と
揶揄されたりするようになりました。

 

ファームによっては、
毎年2000人採用し、
1000人近くが離職するところもある
と聞きます。

 

似て非なる仕事が広がっています。

 

それが、冒頭の
機密事項だからコンサルタントを雇わない
という発言につながったのでしょう。

 

想定外のことはおこるものです。

 

時の流れとともに、
自分は何者なのか
をきちんと定義しておくことが大切です。

 

今日もよろしくお願いします。

 

安島

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