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歴史の知恵

おはようございます!

昨日は「建国記念の日」でした。

「建国記念日」ではなく、
間に「の」が入っています。

何故かというと、
いつを建国の日とするか
意見が分かれていたからです。

2月11日は、紀元節です。
すなわち、
初代の神武天皇が即位した日。
旧暦の1月1日です。

しかし、戦後、
建国記念日を制定しようとした時には、
いろいろな意見があったようです。

日本国憲法が制定された5月3日。
サンフランシスコ講和条約が発効した
4月28日。
聖徳太子が十七条憲法を制定した
とされる4月3日。

法案は何度も廃案になるほど、
議論が分かれたようです。

そこで、建国した日ではなく、
いつか分かりませんが、
建国したことを祝う日として、
「建国記念『の』日」としたそうです。

細かく言えば、その祝日をいつにするかは、
総理府に設置された
「建国記念日審議会」の答申を
尊重しなければならないと定めて、
答申された2月11日としたそうです。

二段階にしたのです。

これを、迂遠なことと嗤うこともできますが、
私は先人の知恵と解釈します。

この島国から出ていくことができない
大半の日本人が、
出入り自由でない集団の中で
暮らしていくには、
マイノリティも含めた
最大公約数を大切にするのがよい
と考えるからです。

「建国記念の日」の「の」に
リスペクトです。

それを記念する日としてもよいかも(笑)

今日もよろしくお願いします。

安島

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