信念と居付き
おはようございます!
武道では居付きを戒めます。
心や体が一つのところに集中して
臨機応変な動きができないことを避けます。
宮本武蔵は剣先は絶えず震わせて
柔軟な動きができるようにと
五輪書に書いています。
想定外に出くわした時、
動きを止めずに
流れるように次の動作に移ることを
奨励します。
生きるか死ぬかの究極の場面では、
究極の合理性しか意味がない
ということなのかと思います。
一方で、究極の居付きである
信念というものもあります。
武道家にそういうものがなかったかといえば、
無いようでもあり、あるようにも見えます。
宮本武蔵や徳川家康などは
色々と書き残し、語り残したものがあります。
それらは信念とも言えますが、
ノウハウ集とも言えます。
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今、私が思うのは、
本当は居付くなと言いたいが、
それではなんでもありとなって
後世に残す指針とはならないので、
これだけはと最小限にしたものが
家訓なり社訓なのではないか
ということです。
その中で
思い出せばあれもこれもと書きつけた
ノウハウ集になったものもある。
そう考えています。
今日もよろしくお願いします。
安島