見える化しようといいますが・・・

おはようございます!
 
「無限回廊―Unlimited Corridor―」
という耳慣れない言葉があります。
 
VRのゴーグルをつけて、
円形の手すりを伝って歩きます。
 
その人は、手で触って
円形の手すりを伝って
丸く歩いているにもかかわらず、
VRゴーグル映像が
直線移動を示していると、
まっすぐ歩いていると
錯覚してしまいます。
 
視覚と触覚とを比べると
視覚が勝ることを示しています。
 

 
電車の中で吊り輪を持っていないと
ふらつくことが多くなり、
年を取ったものだと
私はあきらめていました。
 
昔は、何も持たずに立っていても
ふらついた覚えがありません。
 
しかし、先日、気づいたのです。
 
視線を車内や車外に少し遠くしたら、
ふらつかないのです。
 
ふらつく原因は、
手元のスマホを見てばかりいるからだ
ということが分かりました。
 
これは、
「無限回廊―Unlimited Corridor―」
の話と符合します。
 

 
「Dialogue in the dark」
の話も以前、書きました。
純度100%の暗闇の中で
90分ほど過ごす体験です。
 
はじめはものすごく怖いのですが、
人の手や声を頼りに過ごしていくと
とても楽で快適な気分になり、
最後は眠気までもようしてしまいます。
 
これも、視覚過多の世界を
逆に表している気がします。
 

 
人の話を目をつむって聞く人がいます。
その人は、ビジュアルに惑わされないように
しているのでしょうか。
私は目をつむっていると
眠ってしまいそうになります。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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