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新型コロナウイルスによる臨時休校に思うこと。

こんばんは。尊田です。


なんだか、記事を書くのはひさしぶりですね。

怒りについての記事、
子どものケンカについての記事、
忘れてはいないんですよ(^◇^;)

忘れてはいないのですが、
なかなかに日常が混乱しておりまして、
後回し、後回しになっております m(_ _)m

でも、大切なテーマなので、
落ち着いたらしっかりと時間をとって
形にしていきたいと思います。


で、今日は、
その混乱の一端となった、
新型コロナウイルスによる臨時休校についてです。


安倍総理大臣の「要請」が報道されたのが2月27日の夕方。

人づてに「全国の学校が休みになるらしいよ?」と聞かされた時には、また悪質なデマかと思ってしまったのですが、

翌週の月曜日(3月2日)には、しっかり臨時休校が始まってしまいました。

子どもたちも、
親御さん方も、
先生方も大混乱だったと思います。

(自分の関わっている、ある学校さんは、帰宅途中の車内のラジオで「要請」を聞いた学校長がすぐに学校に引き返し、先生方も呼び戻し、すぐに休校中の宿題作りに取り掛かり、なんとか対応したらしいです)

…というか、今でも混乱の真っ只中だと思います。


自分もそのあおりを受けて、混乱している1人です。


教育委員会からの委嘱と言う形で、
小学校、中学校のスクールカウンセラーも務めておりますので、

休校中に何をどうすればいいのか? については、教育委員会の指示に従うわけですが、

公立小中学校の「設置者」である市町村の考えと、

自分の直接の雇い主である都道府県教育委員会の考えと、

文部科学省の考えが、

微妙に(時には大幅に)違っていて、

文字通り、今日の指示が、明日にはひっくり返る、ということがたびたびありまして、

その都度、手帳を修正ペンで書き直す、という毎日です。



予定していた日に、予定していた学校に行けない。予定していた子どもさんと会えない。という状況ですが、

心に残っているのは、

ある学校の校長先生の

「こんなときだからこそ、生徒の不安を聴いて欲しかったのだけど…」という言葉です。


そう。

こんなときだからこそ。


聴いてあげたかったなあ、と思います。

中3生は受験があるので、
ことさら不安だと思います。


もちろん、感染拡大を抑え込み、
命を守るということが、なにより優先されるべきです。


ただ、カウンセリングなどで不安を和らげるということも、免疫力の向上に寄与し、間接的に命を守ることにつながると思っています。


だから、直接会わなくても、例えばせめてオンラインなどでお話を聴くことができればなあ、とも思います。

現実的には、法律的、行政的な様々な制約があり、教育委員会に雇われたスクールカウンセラーがそれを行うのは難しいでしょう。


でも、

こういうときだからこそ、

に、なんとか応えたいという思いは、この臨時休校が始まってからの1週間、日増しに高まっています。


まだいろいろと考えたり、調べたりしてる途中ですが、
個人の「カウンセリング事務所」をオンライン上に開設することを構想中です。

今回のことが起きる前からうっすらと考えてはいたんです。

学校に行きにくいお子さん、その親御さんと多くお話をしてきたのですが、

学校に行きにくいお子さんの中でも、「学校」という場所や空気感そのものに、とてつもなく恐怖を感じるようになっている方がいて、そういうお子さんは学校の敷地内に入ろうとすると足がすくんだり痛みを感じたりするので、校舎の中でスクールカウンセラーに会えません。というか、まずお家の部屋を出ることがとても苦しいです。

学校に行きにくいことを、学校にいかないと相談できない、というのは論理的に矛盾しています。

でも、現在の制度では、なかなか、それを解消することは難しい。

(スクールカウンセラーが家庭訪問をする、というアイデアもあるし、特定の条件を満たせば例外的に実施できることもあるのですが、「特定の条件」を満たすのはなかなか難しいです。それに、学校に行きにくいお子さんの家庭にスクールカウンセラーが訪問することは、個人的には逆効果になることがあると考えています。が、それについてはまた別の機会に)


そんなこともありまして、
学校以外の場所で、スクールカウンセラー(スクールに特化した知識や経験を持つカウンセラーという意味合い)に会える場所を提供できれば、という発想自体はありました。

ただ、申し訳ないことですが、日々の忙しさや勇気のなさなどが邪魔して、延び延びにしていたらこのような事態が現実になってしまいました。


どれくらいのことができるか、
果たして、どれくらいの人に、どのくらいお役に立てるのか、それは全くわかりませんが、
少しでも、出来そうなことがあるならば、動き出すのは今だな、と思ったところです。


お子さんも、
親御さんも、
先生方も、
先の見えない不安のなかで過ごされていると思います。

私自身もそうだし、学校関係でない方々もそう。

そんななかで、みんなが、1人1人、自分のできることを考え、実行していると思います。

遅ればせながら、自分も、そうしていこう。
そう思いました。

なんだか、よくまとまりませんが、
今日は、そういうことを書いてみました。

最後まで読んでくださって、
ありがとうございます。








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