臨時休校中のお子さんの心のケア 〜おうちで出来る不安が和らぐ接し方①〜
こんばんは。尊田です。
相変わらず、心身ともにバタバタしています。
自分でも「ふりまわされているなあ」と感じます。『新型コロナウイルス』に、というよりも、『何かよく分からない事態への対処方針が自分の中で定まらないこと』に、不安や焦りを感じているのだと思います。
出来るだけ、
自分自身の「バタバタ感」が、
お子さんや、お子さんを身近で支えている人たちに伝わってしまい、不安の連鎖を生まないように気を配っているつもりですが、果たしてうまくいっているのやら(^◇^;)
とりあえず、
○睡眠時間の確保
○ストレッチや深呼吸などで体を動かす
○自分が不安になっていることを認めて許す
ということは、心掛けているところです。
さて、このように、
自分自身も決してカンペキに
この事態に対処できているわけではありません。
ですが、それだからこそ、
現状でしんどい思いをされている方や、
しんどいことを公言するわけにいかない方の
気持ちは、少しはわかるつもりです。
なので、少しでも、そのしんどい気持ちが和らぐような発信ができればと思います。
無理なく、自分の心身の許す範囲で、
コツコツ続けていければと思います。
今日からしばらくは、
(不定期になるかもしれませんが(^◇^;))
臨時休校中の子どもたちの心のケアについて、
書いてみたいと思います。
今、大人もとてもたいへんな時期なので、
報道などをみていても、
子どもの心のケアに関するものは、あまり多くはない気がします。
ただ、先日、
「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」「日本臨床心理士会」「日本公認心理師協会」の、3つの団体が共同メッセージを出したのですが、
その中で、
「子どもたちの中には、自分や家族も病気になるのではないかと不安を抱き、いつもと異なる反応や行動がみられることがあるかもしれません」として、
■ 腹痛や頭痛、不眠、食欲不振などの身体症状
■ いつもより泣いたり、大人にしがみついて離れない
■ 急に幼い言動をしたり、夜尿、お漏らし、わがままになるなど、 いわゆる赤ちゃんがえり
■ 遊びの中で起きている出来事を再現する
などの例が示されていました。
これらのことは、こういう異常な事態が起きたときには、一般的にお子さんに現れることです。なので、こういう行動があったとしても「その子に異常がおきた」わけではありません
「異常」なのは、今の社会状況の方です。
その「社会状況の異常さ(いつもとの大きな違い)」に何とか耐えていこう、乗り越えようと、子どもの小さな(でも豊かな)心が頑張って、上記のような行動を引き起こしているわけです。
だから、頑張っている子どもの心を適切にケアしていくことが大事です。そうやって心が癒されると、不安が和らぎ、そのうちに(どれくらいの時間がかかるかは、その子の個性や状況により変わりますが)いつものその子に戻っていきます。
なのですが、尊田は、
この3団体の共同メッセージを見て思い出したことがあります。
震災の後の子どもの心のケアについての留意事項とほぼ重なるんです。
「震災後の子どもの心のケア」として、自分が習ったこと、学んだこと。
「震災後の子どもの心のケア」として、自分自身が現場に入って、研修講師をしたり、保護者さん、お子さんと会いながらお伝えしたこと。
その内容とかぶるんです。
ということは、少なくとも上記3つの団体は、今の社会状況を「大震災並みに子どもの心にダメージを与える恐れがある」と見ているとも取れます(あくまで、尊田の個人的見解です。3団体が公式にそのような表現を使っているわけではありません)
自分はそのように危機感を持ち、
改めて気を引き締めて、
子どもと、
子どもを身近で支えて踏ん張っている方々の
心のケアを
自分のできる範囲でだけど、
しっかりやっていこう、
そう思った次第です。
次回からは、
親御さんにも大きな負担がなく、そしてお子さんの心もケアしていくためには、
どのようなケアを、どのようにしていくといいのか、震災後の自分の支援体験も踏まえて書いていきたいと思います。
ざっくりとした流れでは、
1)子ども特有の「不安のサイン」「心のケアを求めているサイン」の読み取り方
2)サインを読み取ったときに、まずすると効果が見込めること(=「うけとったよ!」というサインをすぐ返す)
3)家庭でもやりやすい具体的ケアのご提案
・カラダへのアプローチ
・やむを得ない習慣や予定の変更への対処
・漠然とした不安に具体的作業で応じる
4)どのくらい不安が和らいだかを確認する方法
という感じで考えています。
ご質問やリクエスト等ございましたら、教えていただければ、
できる範囲になってしまいますがm(_ _)m 積極的に取り入れさせていただきたいと思います。
今日も読んでくださってありがとうございます。
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