子どもがケンカから学ぶこと① 〜「自立」のためにこれだけは学べるようにしてあげたい〜
はじめに
こんばんは。尊田です。
最近はやることが立て込んでたり、体調がよくなかったりで、気がつけば、noteも「つぶやき」が続いていました。
以前、書き始めた記事のことが気になっていたのですが、なかなか手付かずで…。
もし続きをまってくださっていたなら、ごめんなさいm(_ _)m
といいつつ、さらに
ごめんなさい、なのですが(>人<;)
以前の「怒り」の記事ではなくて、
今日は別のテーマで書いていきます。
というのも、「怒り」「親子関係」ってとても大きなテーマなので、もう少し小分けにした方がいいかな? と思ったのです。
そして、そう思っていたタイミングで「子ども同士のケンカ」についてのご質問をいくつかいただいたので、まずは、子どもさんのケンカ≒怒りについて書いて、そこから、親子関係につなげていこうと思い至りました。
そんなわけで、自分としても、記事①を残したまま、次の記事①を書くのはモヤッとするのですが(^◇^;)お付き合いいただければ幸いです。
ケンカからも多くを学べる
さて、そんなわけで子ども同士のケンカです。
もう少し詳しくいうと「ケンカ」と「対人トラブル」です。
自分のなかでは「ケンカ」とは、対等の関係が成立している上で起こる対人トラブルと思っているので、
そうではない、力関係が対等でないものは「対人トラブル」と言い表すようにしています。
(「対人トラブル」に「ケンカ」が含まれるイメージです。「ケンカ」以外の「対人トラブル」には「いじめ」とか「仲良くできない」とか様々あります)。
ただ、どちらであっても、そこから子どもたちは大きな学びを得て、それを糧に大きく成長していきます。
だから、大人の1人として思うのは、
○人間である以上、ケンカ、その他の対人トラブルは必ず発生する(大人もそうですよね💦)
○なので、ケンカをゼロにするのではなく、そこから出来るだけ多くの学びを得られるように支えてあげたい
ということです。
これは、
「ケンカを積極的にさせる、奨励する」
「やられたらやりかえせ!と教える」
「子どものケンカだから放置しておく」
とうこととは、全く違います。
そうではなくて、
ケンカや対人トラブルが起きたあと、
安全を考えて適切に止めてあげて、
その上で、そこでシャンシャンでなく、
そこから学びがあるよう、一緒に考えていく、
そういう支えがあるといいのでは?
ということです。
「自立」のために最も大事なこと
それでは、ケンカや対人トラブルから、なにが学べるというのでしょうか?
様々あるのですが、
尊田がこれまで、様々なお子さんと会わせていただき、
また、かつてお子さんだった人たちとも会わせていただき、
やっぱり、これがいちばんの学びだな、と思うのは、
「適切にSOSを出す力」です。
助けてもらう力、とも言えます。
もっというならば、適切に他者とつながる力です。
他者と一緒に生きていく力です。
これこそが、社会的動物と言われる、人間に必要であり、今、様々な状況で苦しんでいるお子さんや、元お子さんが求めている力だと痛感しています。
「子どもの自立のためにもっとも必要なスキルを1つだけあげるとすれば、それは助けて!というスキル」というのは、私のオリジナルではなくて、6年ほど前に、ある児童精神科医の先生が講演でお話しされていたことなんですが、
そのときから、経験を重ねるたびに、本当にそうだな、という思いが強くなってきています。
それほどまでに、「助けて!」を言えずに苦しんでいるお子さんにたくさん会います。
そして、ついに文部科学省が、児童生徒に「助けて!」と言える力を積極的につけてもらうようにしなければ!といい出しました。
そういう時代なんですね。
まとめ
ついつい、熱くなってしまいましたが^^;
お伝えしたかったのは、
○今、「助けて!」と適切に発信できる力がとても大事になっている
○ケンカを含む対人トラブルが起こった後は、その力を伸ばす大チャンス!
と尊田は考えている、ということです。
ただ、
先ほども書きましたが、
じゃあ、どんどんケンカしよう!ということでは
絶対にありません!!
なので、
これからの記事では、
・適切な助けて、不適切な助けて
・すぐ止めるべきケンカ、見守っていいケンカ
・ケンカを止めた後にすると「成長の糧」になること
・ケンカにみえてケンカではない注意した方が良い行動
などについて、書いていこうと思います。
リクエスト等ございましたら、お寄せいただくと嬉しいです(すべてにお応えできないかもしれませんが…)
今日も読んでくださってありがとうございます。
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