これを覚えるだけで50品は作れる
さあ、なんと魅力的な言葉でしょう。このページを読むだけで何品もレパートリーが増えてしますんですから。そんな今回のキーワードは『おひたし』です。「え?ただおひたし 作れるようになるだけ?」そう思う方もいるかもしれませんが、基本のおひたしを覚えるだけでいろんなものが作れるようになったら儲けもんでしょ?だから、疑い半分でいいので最後まで読んでってください。
細かいレシピは載せません
引き込んどいて、急に突っぱねるようなことを言いますが、細かいレシピは書きません。なぜなら、ほうれん草・ふた束と書いたところで、私にはあなたが手に持っているほうれん草の大きさが分かりません。産地や値段によってもまちまちです。そこに出し汁200ccとか、醤油小さじ1とか書いても、しっかり味が決まるかわかんないもん。なので、いつも大体です。最後に味を決めるのは味見。これが一番大事だし、プロもやってることなんで、あまり料理に自信のない方は味見の癖をつけてください。
私のおひたしの作り方
基本的には野菜が食べやすい硬さになるまで茹で、よく水気を切って、水:白だしを5:1くらいに薄めて漬ける。以上です。出来れば、少し野菜に熱が残っているくらいのが、冷めていく過程で味が入るのでそうしています。もちろん、熱いのが苦手な方は水などで粗熱を取ってから味を決めて、冷蔵庫で少し冷やしていただくのもアリです。
あーほら失敗しちゃった
私がレシピを書かないもんだから失敗しちゃったって人もいるでしょう。でも大丈夫。そこも計算に入ってます。なぜなら、私もたくさん失敗したことがあるから。
まず、味が薄くなってしまった方。これは簡単です。さらに白だしか醤油で味付けするか、かつお節をかけて塩分を補ってあげましょう。これは簡単ですね。
次に味が濃くなってしまった方。こちらはちょっと濃いくらいなら胡麻を振るか、さらに茹で野菜を足してあげましょう。え?また茹でるのめんどくさい?実はそんな声も待ってました。
白和えにしてしまえ
本当に濃くなってしまった時はそこに絹ごし豆腐を入れて混ぜちゃってください。なんと今度は白和えの完成です。これは実はごまかし料理にも使えて、スーパーの見切れ品のおひたしやひじきなんかにも使えます。そうするだけで、ただスーパーから買ってきてしまった罪悪感を拭えます、笑。
さあ、まずここまでで何品作れるようになったのでしょうか?
このおひたしと白和え、色々な野菜で汎用性があります。思いつくだけ簡単に羅列しておきますね。
ほうれん草・小松菜・春菊・菜の花・モロヘイヤ・アスパラ・しめじ・えのき・舞茸・油揚げ・いんげん・オクラ・さやえんどう・絹さや・人参・ピーマン・ナス・白菜・ゴーヤ・セロリ・もやし・枝豆etc
ほら、こんなにレパートリー増えちゃった。
とはいえ、二種類ではなんでもとは言いがたい。さらに倍々ゲームといきましょう。
胡麻和えにしてしまえ
次は胡麻和えです。先ほど教えたおひたしの基本に砂糖ひとつまみとすりゴマを和えてください。そしたら、胡麻和えの完成です。ね?簡単でしょ?
ナムルにしてしまえ
次は白だしの代わりに鶏ガラスープの素(もしくはウェイパーとかダシダとか)を入れ、和えたものに砂糖ひとつまみとごま油。お好みで胡麻とラー油と鷹の爪、醤油をちょっとで完成です。
この時点で既に50品ぐらい作れるようになってるはずなので、副菜のひとつはこれで大丈夫でしょ。組み合わせを変えたり、新しい食材で試してみたら、もう無限です。
ひとつひとつのレシピを見ていたら気が付かなかったことがこうして繋がっているんです。次はなんの料理にしようかな?
劇団での企画や、自分の企画の制作費として有難く使わせて頂きます。髙頭祐樹がやりたいことを出来るだけ多く皆さまに届けられるように色々と作っていきたいと思っています。