パスタ料理を作ってみよう 第二章
前回、パスタの種類や茹で方などをご説明させて頂いたので、今回はパスタソースについて説明していきたいと思います。この記事ではこの「パスタ料理を作ってみよう」全て読んで頂ければ、どんなパスタでも作れる様になる事を目標に書いておりますので、前回の記事を読んでない方は是非読んでくださいね。
パスタの基本はアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ
一番の基本となるパスタはやっぱりアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノでしょう。アーリオはにんにく、オーリオはオイル、ペペロンチーノは鷹の爪ですね。イタリアのお茶漬け的なものです。一番簡単ではありますが、シンプルなものほど奥が深い…。だからといって臆する事はありません。店を出すわけではないんですから。本当はあくまで家庭料理のペペロンチーノ。それだけ、各家庭の味があっていいんです。
パスタ選びはどれにしよう?
第一章でも紹介した通り、オイル系のパスタは細身のパスタのが合うと思います。カッペリーニ・フェデリーニ・スパゲッティーニぐらいまでがオススメしたいあたりです。
にんにくの切り方
ペペロンチーノはにんにくの香りと唐辛子の辛味を味わう料理です。より香りを際立たせ、オイルに香りを移すならみじん切りが好ましいでしょう。かといって、めんどくさかったら包丁の腹で潰すだけでもいいです。
みじん切り<輪切り<つぶす
の順番でオイルへの香りの移り方が強く、よりにんにくが感じられると覚えておいて貰えれば大丈夫です。ただ、みじん切りにする際はにんにくを半分に切って、真ん中の芽は外しておきましょう。ここだけ火入れした時に焦げやすいんでね。
私の料理の基本はコールドスタート
皆さんは「コールドスタート」という言葉聞いた事ありますか?よくレシピには「熱したフライパンに油をひき、食材を入れる」とあります。でも、私はお勧めしません。『料理の失敗は3つだけ』でもいいましたが、焦げてしまうのがひとつの失敗です。これを防ぐのが「コールドスタート」です。文字通り「冷たいとこからはじめる」これによって焦げることが格段に減ります。
にんにくを炒めてみよう
それではにんにくを炒めてみましょう。鷹の爪はまだ入れてはいけません。鷹の爪もまた焦げやすいんでね。冷たいフライパンにオリーブオイルをひき、にんにくを入れ、弱火で火にかけましょう。にんにくがふつふつと踊り出し、香りが立ってきたら、鷹の爪を入れましょう。ここまで強火にする必要はありません。弱火でじっくりで大丈夫です。
焦げるな!止まれ!
料理中よくあることですが、他の食材を切っていたり、パスタの様子を見ている間に「あ!焦げた!」なんて失敗よくしていませんか?そこで入れるのが「茹で汁」です。水はどんなに沸騰しても100度しかなりません。よって、焦げる事はありません。焦げが始まるのは約150度からなので。これは意外と他の料理でも使えます。この時、絶対に強火にはしないでくださいね。めっちゃはねるから。私の料理の基本は「料理は弱火」です。入れるのはオタマ半分。50CCぐらいですかね。
乳化をさせてみよう
茹で汁には塩分も入っているので、基本ソースも完成です。でも、聞いた事ありません?乳化って。パッと乳化と言われても「なんだ、それ」です。簡単にいうと和風ドレシングとかで油と水が分離してて、使う時に振るでしょ?あれです。乳化することによって麺にソースが絡みやすくなるんです。つまりはよく混ぜる。これだけです。目安は麺を入れて混ぜた時に、フライパンを傾け、ソースがゆっくり流れてくる様になるのが目安です。
お好みでドライパセリなんか振りかけたらもう完成です。ペペロンチーノが出来るようになったらロングパスタ全般網羅したようなもんです。第三章ではさらに派生して教えていきますね!
劇団での企画や、自分の企画の制作費として有難く使わせて頂きます。髙頭祐樹がやりたいことを出来るだけ多く皆さまに届けられるように色々と作っていきたいと思っています。