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造り手の会行ってきた
先週末、造り手の会と一般向けのシンポジウムに行ってきました。シンポジウムは手伝い。⇩な感じの内容。
久しぶりの大きめなイベントで、たくさんの人とたくさんのワインを飲むことができ、色々と思うことがあったので、あまり推敲もせずメモ的に残しておく。
まず、日本ワインってうまいよなって素直に思った。そりゃ、下を見ればいろいろあるけど、総合的に見るとどういう造りをしていたとしてもうまいものはちゃんとうま
メトキシピラジンの結構詳しい話
1.MPとは皆さんご存じメトキシピラジン(MP)。ワイン中に過剰に含まれているとカベルネ・ソーヴィニョン(CS)やカベルネ・フラン(CF)、ややマイナーどころでいくとカルメネールなどに特有の青臭さ(green note)を呈する化合物ですね。なんといっても閾値がとても低い。食物香気成分の中でも最も低いものの一つ。ng/Lオーダーの濃度でも感じ取れてしまう。欠陥臭になり得る、かつ人間が感知しやすい
【解説】マロラクティック発酵ってなに?
ワインにおいて発酵と言えば、通常は糖からアルコールが発生するプロセスのことを指しますが、実はワインには「第二の発酵」があるのです。
それがマロラクティック発酵(MLF)です。
MLFはリンゴ酸を乳酸に変える発酵であり、MLFを行う主な目的は
①酸を減少させる
②微生物的に安定させる
③香りや味わいに複雑さを与える
です。
また、アルコール発酵の主人公は酵母菌(saccaromyces