盲点だった!体位で薬剤の吸収率が変わる!痛みがあるとき急いで効果を得るために重要な体位とは?
皆さんも、頭痛とは腹痛とか、各種症状で悩まれた際に頓服のお薬を飲むことがあるかと思いますが、
痛い時に飲んでも効き始めるまでに時間がかかり、苦しまれたという経験はないでしょうか?
経口投与される錠剤やカプセルなどは胃で消化、腸で吸収されますが、薬剤の吸収性や食事などの影響による胃での吸収率、胃の機能の担保。
など様々な影響を受けることによって、吸収率が変わることがわかっています。
今日のお話は、もともとは別の目的で研究していた際に、意外にも、われわれの日常生活にかかわるような情報がありましたので共有です。
【本編をご覧になられた方への注意】
・薬を飲むときは右寝もよいかもしれませんが、食後すぐや、そのまま長時
間寝てしまうと胃の内容物が十二指腸に流れ込むため危険です。
短時間、または服用タイミングは気を付けて検討ください。
・食後すぐに右側を向いて寝てしまうと、食道側に内容物が出る可能性もあり、逆流性食道炎などを助長する可能性もあるため注意です。
【引用】
Computational modeling of drug dissolution in the human stomach: Effects of posture and gastroparesis on drug bioavailability
Computational modeling of drug dissolution in the human stomach: Effects of posture and gastroparesis on drug bioavailability: Physics of Fluids: Vol 34, No 8 (scitation.org)