ポートレート撮影モデル選びの基準
今回は、ポートレート撮影でモデルさんを選ぶ基準と、それぞれの基準について私がどういう志向・選択をしているか、つれづれに紹介。
見た目・雰囲気
モデル選びは、イヤらしい言い方ですが、まずは顔と身体、つまり第イチ印象から入っていくのは当然の流れかと思います。基本的には「私のタイプ」を基準にしますが、撮るテーマによってはそれと違うタイプのモデルさん(キレイ、カワイイけど私のタイプど真ん中ではない)を選ぶことも。
値段
フリーの方で、水着や下着、セミヌードとかではない普通の撮影だと、1時間2,000~5,000円(交通費別)の方を選ぶ傾向にあります。7,000円を超えると高いと感じますし、値段に見合う結果を求めてしまいます。
ポージング力・表現力
一定以上のポージング力や表現力があれば十分ですね。素朴さ、ナチュラルさを出したいとき、スナップポートレートを撮るときは、逆に上手いけどプロ感が出すぎるとか、キメすぎる方は避けることも。
ファッションセンス
基本的に、「パンツスタイル以外で」とリクエストして、後はモデルさんまかせが多いです。個人的にはフェミニン系やガーリー系が好みです。ボーイッシュ系も似合う人の場合は好きですね。いずれにしても、シンプルなのがいいですね。細部はあまり問わないことが多いので、モデルさんのセンスにかかってます。
知名度
どちらかというと、あまりたくさんの人に撮られていないモデルさん、控えめに活動しているモデルさんを選ぶ傾向にあります。ややマイナーな位置付け、ってのが好きですね。撮影会では人気のモデルさんを選ぶこともありますが、フリーのモデルさん相手だとその傾向が強く出ます。
コミュニケーション力
モデルさんと対話・会話しながら撮影するスタイルなので、コミュニケーション力のある人がベターですが、仕事柄、多少コミュ障や陰キャなモデルさんでもコミュニケーションは取れるので、そんなに重視はしません。
(※なお、私はコミュニケーション力は高いわけでもないし、どちらかというと陰キャです)
撮影データの取り扱い
撮影データは基本モデルさんに差し上げますが、やはりモデルさん自身のSNSに投稿してもらえると嬉しいですし励みになります。それがまったくないと、たとえ素晴らしいモデルさんでも継続する可能性が下がってきます。ただ、モデルさんが投稿してくれる際、明るさ・コントラストとといった調整やトリミングをするのは全然かまわないと伝えるのですが、一方で目をでかくするとか顔の輪郭を変えるとかの「加工」されるのはイヤですね。それはもう私の作品ではなくなるので。