VisionPro海外向け事業開発(Vol.1)_海外市場のウォッチ方法
こんにちは!MESONディレクター兼、社外チームZennで事業開発を務めているTakaです。VisionProが発売されてから早半年が経ち、Storeに並ぶアプリも徐々に増えつつあります。さらに、9月13日〜15日には世界規模のハッカソン「VisionHack」が開催され、デベロッパー界隈もますます盛り上がってきました!😎
この記事では、VisionProアプリの海外展開を見据えた事業開発のナレッジを紹介します。今回はその第一弾です!
今後は、以下のようなテーマについて発信する予定です:
海外市場動向のウォッチ方法
ユースケースやアプリのトレンド
SNSを活用した価値検証やPRの手法
ベンチマークしているサービスや開発手法
など
現在、私はMESONでの共創事業のディレクションを担当しながら、海外事業開発に特化した社外チーム「zenn」でアメリカを主なターゲットとした瞑想アプリの事業開発にも携わっています🧘♀️
▼チームZenn の紹介ページはこちら
今年3月にアメリカでApple Vision Proが発売されてから、海外市場を追いつづけ、zennアプリで海外SNSでの価値検証やPR施策に取り組んできました。これからリリースする記事では、その過程で得た知見や最新のマーケット情報をお伝えしていく予定です。
正直、最初はこうした情報を公開するかどうか迷っていました(笑)。しかし、日本と海外の情報格差が急激に広がっているのを目の当たりにし、このままではまずい!と感じて情報発信することに決めました!
VisionPro"だからこそ"海外を攻めるべき理由
もともと海外向けの事業開発には興味がありましたが、VisionProのデモムービーを見たとき、空間コンピューティング市場の可能性に胸が躍りました。
VisionProならではの「直感的な操作性」や「体感的な情報理解」が言語や年齢といった障壁を低くすることで、グローバル展開のハードルを従来のPCやスマホアプリよりも大幅に下げると考えています。
実際、私がこれまで50名以上の方々にVisionProをアテンドした際、アメリカや中国のデベロッパーが開発したアプリを紹介してきましたが、初めての体験にもかかわらず、操作に迷わず、違和感を感じることなく楽しんでいただけてました。
数ヶ月前、実家の88歳の祖母にVisionProをアテンドしました。VRやARデバイス、さらにはiPhoneすら触ったことのない祖母が、幾つかのアプリを体験した後、30分程度で順応して基本的な操作を行えていたのは驚きでした。
市場規模の点でも、海外へのアプローチは必須でしょう。あくまで個人的な推計値ですが、国内のVisionProホルダーは、現在1,500名程度とみています。海外のVisionProホルダーは30万人以上とも言われており、彼らをメインターゲットに据えた事業戦略の設計は不可欠だと思います。
海外の1次情報に触れることの重要性
海外展開のポテンシャルを強く感じる一方で、実際に開発を進める上で直面したのが「情報のギャップ」でした。
例えば・・・
ある程度推測しながらプロダクトを作ることできますが、その後の事業としてのグロースも見据えて戦略立てや価値検証設計等を考える上では、一次情報に当たることは不可欠です。
そこで始めたのが「力技のリサーチ」でした(笑)。初めはXで関連ポストの検索を繰り返し、そこでRedditやFacebookのコミュニティの存在を知り、徐々に情報源を拡大していきました。
例えば、VisionProの発売直後は、ユースケースを把握するために、Xで大量に1次情報を行い、考察していました。(気になる方は以下記事を是非!)
最近では、X以外に複数媒体をウォッチしています。各媒体の特徴を簡潔にまとめるとこんな感じです。
Redditのオススメサブレ
VisionPro関連の複数のサブレが乱立してますが、その中でも以下2つがオススメです。
Reddit使ったことないよ!って方はこちらの記事がRedditの概要把握する上でオススメです。まずはスマホにアプリを落として、色々機能を触ってみましょう!
Facebookのオススメグループ
Facebookでも同様に複数のグループが乱立してますが、この2つが活性度が高くてオススメです。
Xのオススメコミュニティ
Xにもコミュニティ機能がありますが、活性度がやや高いのはこの1つくらいですね。海外のVisionProホルダーを探してフォローしていくことをオススメします。
各コミュニティでは、「ルール」が存在しています。投稿する際は、ある程度他人の投稿に目を通して感覚を掴んだ上で、慎重に行うことをオススメします。
特に、Redditはたびたび炎上しがちです(笑) せっかくのテスター募集投稿なのに、課金の仕組みでバッシングを喰らって失敗した例などもいくつも見てきました。一定のリスクはありつつも、まずは少しずつ投稿してトライを繰り返しながら肌感を掴んでいくのが良いです🙆♂️
世界各国のアプリ動向の確認方法
世界各国のAppleStoreページは、URLの一部を変更することで、実は簡単に確認可能です!
各国のAppleStoreで、掲載されているアプリや特集のされ方も異なります。
9月15日時点のトップページを国別に見てみると・・・
▼アメリカのストアページ
▼中国のストアページ
▼日本のストアページ
開発者のローカライズ未対応が原因かは不明ですが、日本ストアで紹介される海外アプリ数は、非常に少ない印象です。是非、アメリカアカウントを作成してのアプリダウンロードをオススメします!
おすすめのアプリは、以前こちらの記事で紹介していますので、よければ参考にどうぞ!
今後執筆予定の記事テーマ
いかがでしたでしょうか? 今回は、海外向け事業開発をテーマとした第一弾の記事で、市場動向のウォッチ方法をまとめました。
今後は、海外のユースケース動向、アプリ動向、価値検証方法やPR方法、ベンチマークしているサービスや開発手法などを紹介していく予定です。
Xでも発信していますので、よければ是非フォローしてください!(リンクはこちら)
さいごに
AppleVisionProの海外開発事業に特化したチーム「zenn」のメンバーや、過去の記事はこちらから確認いただけますので、気になる方は是非!!
ではまた来週の投稿をお待ちくださいー👋