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オッサン、音楽に助けられたが救われなかった

Kamasi Washingtonにカマされまくってます。
どうも、takatakaです。

「助けられた」と「救われた」は意味が全然違う。
前者は無力じゃない時で後者は無力の時に使う。

双極性障害になってダウンして無気力になった時、音楽は
オッサンを救ってはくれなかった。
多分、「誰々のあの曲は私を奈落の底から引っ張り上げ、光の当たる場所へ
導き、生きる希望を与えてくれた」
なんて言えば美談になるし、カッコよく聞こえる。

そんなの全くの嘘。USO OF USO。USOを通り越してKUSO。
そんな文章は某音楽雑誌に任せるかトイレに流してやりたい。

音→五月蝿くて頭がガンガンする。
歌→耳障り。ラップ?宇宙語?
リズム→アフリカに行ってくれ。

人によって違うと思うけど実際そうなんだ。
音楽に救われた方々、本当にすみません!

救うどころか奈落の底に突き落とされる。

テレビもダメになった。
ワイドショーもお笑いも何もかも全部。
映画なんてもってのほか。
洋画で字幕なんてあった日には文字じゃなくてヘンテコな図形に見える。
っていう事は活字も全く受け付けない。
Bassも弾けない。っていうか弾く気すらおきない。

オッサンの趣味、全て全滅した。

その時の友達はyoutubeの定点カメラだ。
色んな街角や風景を映すアレだ。
よく観てたのはあべのハルカスから見える夜景と地元帯広市の十勝大橋。
何も考えずにただただひたすらボ〜ッとできる。
そしてモフモフできるゴールデンレトリバーのマルセロとベイル。
こんな廃人の心が穏やかになる。

話が脱線した。

音楽で救われる方もたくさんいると思う。
ただ、自分の場合救ってはくれなかった。
立ち直り始めた時はたくさん助けてもらった。
その中の1曲。

真っ白に生まれたんだ 何も知らずに泣いたんだ
小さな風がフワリと 体の奥に染み込んで
最初に聴こえてきた あの音は光の様に
心を照らし続けてくれた
小さな手で描いたんだ 世界はいつも輝いていた
箒星にまたがって どこにだって行けるんだって
ずっと信じ続けていた 魔法は解けてしまったかな?
世界はまだ美しいかな?
輝いて 夜のために
何を失ってしまったとしても
消えないで その心で その命で
生き抜くんだ
真っ白でいたかったんだ 汚れ続けてゆくんだ
どんなに色を混ぜても 真っ黒にしかならないんだ
そんな世界だって僕ら 小さな歌を歌うんだ
そこから聴こえたらいいな
もっと笑ったっていいんだ
もっと泣いたっていいんだ
どんなに汚れていたって その手で抱きしめるんだ
最初に聴こえてきた あの音は生命の
たった一つ 君の音だ
輝いて 夜のために
世界はきっと美しいはずなんだよ
消えないで その心で その命で
生き抜くんだ
輝いて 君のために
消えないで 君のために
ただ泣いて 生まれたから 最期の夜は
笑って見せて

ACIDMAN「INNOCENCE」より「夜のために」

結局のところ、命を救うのは命だってこと。
無力から有力に変えてくれたのは家族のチカラだった。

っていうnoteでした。
ではまた。

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