キモいとは何なのか。その正体について
つい先日、性欲についての素直なお気持ちを吐露したところ、物凄い勢いでバズってしまい、Twitterをお騒がせしてしまった。
人間のメンタルは色々なものの影響をうける。
例えば、いい事があった時にネガティブな事を考えるのは難しいだろう。
逆にネガティブな時に明るい話題に共感する事も難しい。
人間は、置かれた状況でもって、得意な事と不得意な事が決まるのだ。
RPGの状態異常というのは、意外とリアルなのである。そしてホルモンバランスというのは、まさにその状態異常みたいなものなのである(マーメイドが水でイキイキとして、ドワーフが山で気持ちよくなるみたいな話にも近い)
属性は重要
さて、先程のツイートだが、あれに対して性欲由来の下心はキモいから、ヤメロ!という反応が、一部の界隈から物凄く多くやってきた。
そもそもの大前提として、キモいという単語は他責性が強いワードである。
かわいいは正義という単語がインターネットスラングであるのだが、その逆であるキモいは当然の事のように悪の認定が下されやすい。
可愛い猫が裏でどんな悪事をやってようが、猫という属性の正義性は微塵も揺るがないし
(参考→ネコが主に殺すのはシマリスやイエミソサザイなどの在来種であり、ドブネズミのような外来種の害獣ではない)
逆に脂ギッシュなおじさんが裏でどんな善行を積み重ねようが、キモそうな写真を一枚パシャリと撮られてSNSで晒されれば、その人の徳の高さなど一ミリも検証されずに悪魔認定なのが世の中である。
個人的には、キモという単語を気軽に使う人達は「自分はルッキズムに支配された外見等の印象で他人を平気で差別する人間です」という自己紹介をしているだけのように思う。
気持ち悪いものを見させられた自分はさも被害者であると言いたげな、自分自身の善性を一ミリも疑うことのないその感性には誠に驚くしかないが…
まあ人間というのはそんなもんである。人生、諦めが肝心だ。
そんなどうしようもない部分に執着するのではなく、自分自身の人間としてのステージを高める事に、腐心した方がいい。
と、まあここまでキモいという単語を悪く言うような文章を書いてしまったが、実はキモいという単語はある意味では非常に素直な感性なのである。なんと脳科学的にも、その現象の正しさは証明されている。
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