見出し画像

「宿場饅頭わらじ」の歴史とその魅力を訪ねて

こんにちは、安中市地域おこし協力隊の髙杉です!

宿場饅頭わらじを訪れ、地元の歴史を味わう時間を過ごしました。

宿場町風の外観を残しつつ、地域に愛される「わらじ饅頭」とその裏に隠された物語に触れる貴重な体験でした。


歴史のはじまり:宿場町からの伝承

わらじ饅頭の歴史は、40年もの間続いた食事処としての営みから始まりました。

当時のオーナーが宿場町を思わせる風情ある建物で食事処を始め、その風情ある外観は長い時を経てもその姿を保ち、訪れる人々をあたたかく迎え入れます。

おまんじゅうの製造が始まったのは途中かららしいのですが、その味わい深い饅頭は地元の名物となり、現在まで愛され続けています。

オーナーが受け継ぐ「想い」

名物の黄色いだるま

現在のオーナーさんは、先代からその味と伝統を受け継いだ方。

そのルーツは、現在のオーナーさんのお父様が、先代オーナーのお饅頭の大ファンだったことに遡ります。わらじの饅頭が好きで、お土産でよく買っていたお父様は、先代と仲も良かったみたいです。

そんな折、先代からお店を閉店すると聞いた際、それを悲しんだお父様はその味を守るために修行を開始。そしてその情熱が今、現在のオーナーである息子さんに引き継がれています

こだわりが詰まった、わらじの饅頭

わらじ饅頭は、見た目の美しさも味わいの秘密の一つ。

製造工程では、冷ます・蒸すを何度も繰り返し、雑味を取り除いて上品な黄色を引き出しています。この手間のかかる製法にはなんと3時間以上もかかるそう!

そのため、お客様が多い日には午前中で売り切れてしまうことも多いのだとか...。

でもご安心を。午後に来店しても売っていますし、売り切れ状況はインスタグラムで発信されています。ぜひ来店前にチェックしてみてくださいね!

実際に食べてみた感想

美しい黄色のわらじの宿場饅頭

実は、私はお饅頭が苦手です…。上顎の裏に饅頭の皮がくっつく感じや、粉っぽいパサツキ具合が得意ではありません。ですが、わらじ饅頭はそのような先入観を打ち消してくれました。

まず食べた直後のもっちりとした食感には驚きました。これなら饅頭が苦手な僕でも全然食べられます。お餅とはまた違う柔らかさで、前述の工程が生み出すふわふわだけどもちっとした食感がとても食べやすいです。

そして中に詰まったあんこは甘さ控えめで優しい味わいが特徴です。あんこも手作りなので、お店の近くを通ると、たまに漂ってくるあんこの香りがたまりません。

さくらいコーヒーとの繋がり

お店に飾られるコーヒー関連の器材やカップ

「宿場饅頭わらじ」ではコーヒーも提供しています。このコーヒーは、富岡市でお父様が経営する「さくらコーヒー」が提供しているとのこと。

「あんことコーヒーは合いますよ」というオーナーの言葉どおり、お饅頭とコーヒーという組み合わせ、試してみると確かに相性が良かったです。

甘さ控えめのあんこと深い味わいのコーヒーで、贅沢なひとときを堪能できます。

わらじ饅頭は、味だけでなく、その裏にあるストーリーや人々の思いが詰まった特別な一品です。
ぜひ皆さんも一度訪れて、この味わいと歴史を楽しんでみてくださいね!

商工課の皆さんにお土産。めちゃくちゃ美味しかった…!!

宿場饅頭わらじ
■公式インスタグラム

  • 住所: 群馬県安中市安中2347−2

  • Google Map URL: https://g.co/kgs/5Zgm2Ho

  • 営業時間: 8:00〜16:00

  • 定休日: 月曜日


いいなと思ったら応援しよう!