見出し画像

移住者のリアル引っ越し体験談 #3 安中市高別当で体験した「あんなか祭り」の魅力!

知らない土地に引っ越し、右も左もわからないまま、僕の新生活が始まりました。

僕は安中市の高別当という地区に引っ越したのですが、そこでの地元の方々との交流や、お祭りに参加した話についてお伝えしていきます。

1. 高別当地区の人々に迎えられた移住生活の始まり

僕は友人が安中市出身だったので、安中市がどのようなものなのかなんとなく話は聞いていましたが。しかし土地勘がないのは変わらないので、引越し先にどんな人たちが暮らしているのかも分からないまま、新しい生活がスタートしました。

そんな僕にとって最初の頼りとなったのが、移住先の大家さんでした。都心方面から来て色々と不慣れであろうことを気遣ってくれたお大家さんは、引っ越し直後に班の存在やゴミ出しの仕方、生活の豆知識を親切に教えてくれました。

その後、班長さんを紹介していただき、一緒にご近所の皆さんにご挨拶をしてきました。ご近所の皆さんからすると僕はかなり若い世代(なんなら孫レベル笑)なので、みんな優しく暖かく迎えてくれました。

そんな中、大家さんから「よかったら祭りに参加してみない?」と声をかけてもらい、「なんか楽しそう!」と即答。数週間後に「あんなか祭り」というお祭りがあるそうで、僕も参加することになりました。

2. あんなか祭りで「梶棒」に初挑戦!

高別当地区の山車

大家さんから祭典委員会(高別当という地域のお祭りを仕切っている実行委員会)の委員長さんを紹介していただいた僕は、山車(ダシ)の梶棒(カジボウ)という役割で参加させてもらうことになりました。

山車というのはお祭りに使われる大きな出し物で、「車」という字が入っていることからわかるように、車輪が付いています。

一番わかりやすいのはねぶた祭りでしょうか。同じように車輪がついた出し物を大人数でで引っ張ります。そして、山車の中には座れるスペースがあって、そこではお囃子担当の子供たちが演奏しています。

高別当地区の山車

僕は山車の進行方向を決める「梶棒」という担当になりました。

正直よくわかってなかった僕はかなり呑気に構えていたのですが、両親や友人に話すと「梶棒とか山車の花形じゃん!大事な役割だよ!」と言われ、「え?まじ?そうなん?え、え?」と狼狽していました笑

3. みんなと息を合わせる瞬間:山車を動かす醍醐味

梶棒は車のハンドルの役割があるので、巨大な山車を数人がかりで操作する必要があります。そして山車を動かすときには全力で動かすパワーが必要です。

特に急なカーブを曲がる時には適切な方向転換が必要で、梶棒長(梶棒のみんなを指揮する人)の指示に従って繊細な操作が求められます。さらに山車は公道を進んでいくので、電線や標識をよけながらの操作が求められ、かなり大事な役割です。

市役所駐車場に集う各地区の山車

僕にとっては、これがまあ楽しかった!!

山車は重いし、坂道では本当にきつくなるしで大変ではあるのですが、みんなと一緒に全力で山車を動かして操作するのはなんとも言えない一体感と達成感がありました。そして高別当のみんなと一緒に汗をかきながら進んでいく瞬間は、まさに「お祭りの醍醐味」といえるものでした。

4. 移住者でもすぐに溶け込める!あんなか祭りで感じた地域の懐の深さ

僕は移住してからまだ日が浅い新参者です。それでも、この「あんなか祭り」に参加したことで、地域の一員として受け入れられたと感じました。

祭りに出る山車(だし)の準備も、地元の人たちと一緒に楽しみながら体験でき、「移住者だから」と壁を感じることは全くありませんでした。

実行委員会のアニキの背中がかっこよすぎるんよ

前夜祭では祭典委員会の方々と一緒に食事をしながら、地域のことだったり、安中市のことだったり、色々なお話を聞かせてもらえました。

また高別当地区では移住者の人も多いらしく、移住者にとってもかなり溶け込みやすい空気が流れているのが印象的で、引っ越し早々に ”仲間” ができたのは嬉しい出来事でした。


安中市協力隊員による魅力発信マガジンはこちら

安中市民による「Team 安中」のマガジンはこちら

いいなと思ったら応援しよう!