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協力隊OBが講演する、EF63と碓氷新線の歴史

こんにちは、安中市地域おこし協力隊の髙杉です!

2024年11月25日、安中市坂本公民館にて開催された「碓氷新線の歴史」に関する講演会の最終回に参加してきました。

この講演会は全3回シリーズで、鉄道をよく知らない僕でも楽しめる魅力的な内容でした。その最終章となった今回は、電化の波が訪れた碓氷峠の鉄道史について、それから碓氷線廃止までの歴史について掘り下げられました。

中山道幹線から碓氷線の誕生まで

安中市地域おこし協力隊OBの能代さん

まず、講演の冒頭では過去2回の内容を振り返りました。

中山道の歴史を基点に、中山道幹線という壮大な計画がどのように碓氷線の開通に繋がったのか、その歴史を丁寧に解説。

時代を追いながら語られるエピソードの数々を聞いていると、鉄道が地域の暮らしや産業に与えた影響を改めて感じさせられる時間でした。

碓氷新線とEF63:電化への挑戦

実際にアプト式で使われていたラックレール

そして本題へ。今回のテーマは、蒸気機関車から電気列車への変革です。碓氷新線が生まれ、アプト式が幕を下ろし、EF63が走り始めた時代。

特にEF63という補助機関車が果たした役割について、講師の能代さんが熱く語ってくれました。

能代さんは自称「電車オタク」というだけあって、その解説は詳細で、仕組みやその設計理由を聞くのはとても楽しい時間でした。

数多くの困難があった碓氷線

能代さん自作のジオラマ

お話を聞いていると、碓氷線は様々な困難があったみたいで、開通のための労力はもちろん、建設コストも膨大になっていたみたいです。

また維持費もかなりかかってしまっていたみたいで、とうとうJRも碓氷線の廃止を検討し始めることに...。

結果的に碓氷線は廃止となり、今年でEF63も引退となります。なんだか物悲しいですが、歴史とともに変化する無常を感じました。

協力隊を卒業後も活躍する能代さん

能代さんの情熱が生んだこの講演会シリーズは、鉄道の歴史を知るだけでなく、地域への愛を再確認する場となりました。これからも能代さんがますます活躍されることを心から応援しています!


能代さんXアカウント
https://twitter.com/parallel_189

「モデルカプラー合同会社」Xアカウント
https://twitter.com/model_coupler


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