日本のVISA/MASTERカードでAliPayの人民元残高がチャージできるTourPass機能は、まだ中国の銀行口座がない人にオススメ(2022年5月1日確認)
(公益性ありそうなので全文無料公開します。今後のために、試した結果などコメントください)
AliPayやWeChatPayでの支払いができないと、中国での駐在は大変だ。お店の人は現金払いに戸惑うし、そこで中国語で受け答えできないと余計に面倒になる。
最近は中国の銀行口座開設が、世界的なマネーロンダリング規制で厳格化されて、赴任当初は作れないという話も聞く。
日本のクレジットカードでAliPay残高がチャージできるtourpass
![](https://assets.st-note.com/img/1651383959809-WF1VUJTuPb.jpg?width=1200)
見てのとおり、AliPayのウォレットに人民元がチャージできている。
これは日本のVISAカード(僕の場合はEPOSのVISAゴールド)からチャージしたものだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1651384087229-G9xo9NBn3d.jpg?width=1200)
Tourpassは数年前からある機能だが、中国のサービスはよく変わるので、最近の使用例はあまり聞かない。
今テストしたので報告する。
AliPayでtourpassという単語で検索するとミニアプリが出てくる
![](https://assets.st-note.com/img/1651384188915-xo11RJSDbU.jpg?width=1200)
先にAliPayをインストールし、パスポート登録などの実名認証などを済ませておく。
その後検索でtourpassと検索するとtourpassミニアプリ(AliPayのアプリ内アプリ)が見つかる。
3ヶ月で10000元がリミット、使えるのはVISAとMASTERだけ
僕は前にtourpassを試したことがあり、その後パスポートを更新したので、一度Tourpassの登録を消して(De activate)して登録(acrivate)した。もともとtourpassは3ヶ月で自動的に失効するが、同じ情報で再登録する場合(Re-Acrivate)は試していない。
結果として、上海銀行の口座が2つできている。前の方は失効済みなのでもちろん使えない。
クレジットカード登録時にはAMEXやJCB等も表示されるが、少なくとも僕のAMEXやJCBは通らなかった。VISAやMASTERで、いくつかカードを試すのがいいだろう。(昔試したときは、楽天がNGだった)
今回試した時は最初に1000元(請求は1050元)が問題なく行われ、その後1000元の追加もそのまま通った。
Tourpassの位置づけ、手数料
Alipayの中に、上海銀行扱いの別ウォレットができ、そこにチャージされるという扱いは変わらない。チャージ時点で元ベース5%の手数料が引かれる。100元の支払いは5元分が引き落とされる。
お店で使うときに、こちらで支払いコードを表示して店側にスキャンしてもらうことはできるが、他人への送金や、店に印刷されたコードを読んで払う(多くの店では店主への送金扱い)はできない。
そうした制限は今も変わらないだろう。
それでも、アタマの3ヶ月のあいだ、とりあえず1万元、AliPayで使えるお金が手に入るのは、特に急に赴任した人には大きな助けになると思う。
僕はすでに銀行口座あるアカウントでやったので、ホントに初見の人だと事情が違うかもしれない。
細かい質問に全部答えるとは限らないけど、このカードで成功したとかは、コメントが貯まると今後の人に役立つと思う。
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