5 Best Songs...May①
Coco O. "Bad At All"
先週のリリースされたアルバムの中でも圧倒的だったデンマークのアーティスト、Coco O.が約7年かけて制作したデビューアルバム『It’s A Process』。解散してしまったQuadronの1人とも知られ、Tyler, The CreatorやJoey Dosik、Vulfpeckといったアーティストのアルバムのフィーチャリングしていたこととしても有名です。
全て自身で手がけるために様々な困難な道のりを越えて、多くの助けがあってこのアルバムを完成できたとのこと。このアルバムを一聴すればわかると思いますが、本当にそのクオリティーと圧倒的な彼女の歌唱力、荘厳で洗練されたサウンド、全てに痺れます。ここ数年の名作に入っても間違いない驚愕の出来です。
Laufey "I Wish You Love"
中国とアイスランドのハーフで生まれたアーティスト、Laufeyが待望のデビューEP『Typical of Me』をリリース。彼女はBillie HolidayやElla Fitzgeraldから影響を受けており、サウンドもクラッシックなR&Bやジャズで、スムースで渋いメロディーに酔いしれます。なんといってもLaufeyの甘美で艶やかな歌声には驚かされるばかり。ちなみにデビューシングルはBillie Eilishが賞賛したとかで話題になってます。
nickname jos "halcyon"
ナッシュビル拠点に活動する19歳のJosef Kuhnによるソロプロジェクト、nickname josがデビューEP『halcyon』をリリース。ベッドルーム・ポップ的な質感で制作されたローファイなビートと、爽快でソフトなギターサウンド。優美で温もりのある彼の声が絡み合って夢心地な気分に。
quami.xyz "i know the sound"
トロント拠点に活動するquami.xyzが2nd EP 『No One Asked』をリリースしました。昨今のBLMや社会の不公平さなどに対しての彼なりの想いを乗せた作品になっているとのこと。
特にこの曲は人種間の不平等に対する彼なりの考えが痛烈にかつ冷静に綴られています。重くのしかかるベースラインと不穏に感じるメロディーもその表現の一部だと感じられます。
Ruti "My Sunrise"
イギリスのエセックス出身のSSW、RutiのデビューEP『All at Once』が4月頭にリリースされていました。ネオソウル調のサウンドに、彼女のカラフルでソウルフルな歌声が共鳴する一曲に仕上げています。