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Laura Misch, Naomi Sharon...今週のおすすめ 5 Best Songs:2023-38

今週も新人の新譜から厳選して5組のアーティストを紹介します。音楽ブログ「abstract pop」の「5 Best Songs」の企画では、国内の音楽メディアでは紹介されないような、海外の新進気鋭なアーティストを毎週紹介していきます。過去に紹介したアーティストは下記にまとめてあります。

Spotifyのプレイリストも更新してます〜

Laura Misch

Tom Mischの実姉でサックス奏者/SSW、Laura Mischがデビューアルバム『Sample The Sky』を、Björkなどが所属するレーベル〈One Little Independent Records〉からリリース。
渋く鳴り響くサックスに、優雅で味わい深い美声が折り重なる、穏やかで荘厳な作品に。ビートも各楽曲で趣向を凝らしていて、IDM的なものからローファイビート、さまざまな音色を取り入れたユニークな世界観が魅力的です。ジャズやR&B、アンビエント、エレクトロニカ、ニューエイジなど彼女の幅広い音楽性が反映された、デビュー作としては申し分のない素晴らしいアルバムかと感じます。


Naomi Sharon

オランダとカリブのルーツを持つR&Bシンガー・ソングライター、Naomi Sharonがデビューアルバム『Obsidian』をDrakeが主宰のレーベル〈OVO Sound〉からリリース。
オルタナティブR&Bやアンビエント、アフロビートなどを絡ませた、ダークでメランコリックなサウンドに、一筋の光が差し込むような彼女のソウルフルで滑らかな美声が絡み合う、独特の音楽世界を作り上げています。


Rio Rainz

ジャマイカをルーツに持つアイルランド出身で、現在はロンドンを拠点に活動するアーティスト、Rio Rainzが新作EP『cobwebs in my room』をリリース。TikTokでも人気を誇る彼は、今作でも参加しているFinn Foxwellやp-rallelなどの界隈で活躍する、ロンドンの次世代のポップスアーティストです。
インディーR&Bやボサノヴァ、ヒップホップ、ダンスミュージック、さらにはインディー・ポップなどを絡めた、カラフルだけど落ち着きのあるメロウな音楽性が魅力的な作品に。彼の優美でスムースな歌声から、キレキレのラップまでもこなしてしまうマルチぶりも素晴らしいです。


Sarah Morrison

フロリダ州を拠点に活動するシンガー・ソングライター、Sarah Morrisonがデビューアルバム『Attachment Figure』をリリース。彼女はLocate S,1のキーボードやof Montrealのバックバンドを務めたことのある経歴を持つアーティストです。
そんな背景からか、彼女の作品もエクスペリメンタルな部分を感じつつも、耽美的で洗練されたポップさも感じるものに仕上がっています。ジャズやニューエイジ、エレクトロニック、フォークなどを自由自在に掛け合わせるのも彼女の驚くべき才能の一つ。そこに優雅で囁くような儚げな歌声も特徴的で、独特な世界観を作り上げています。


ivri

ニューヨークを拠点に活動するベッドルーム・ポップ・アーティスト、ivriが新作EP『the star factory』をリリース。彼女が15歳の時に匿名でInstagramであげた音楽が反響を呼び、アーティストの道を目指したそう。 Twenty One PilotsやMelanie Martinezを聴いて育ったそうで、そこから韓国の空中泥棒やtoeなどのポストロックなどにもハマり、Still WoozyやCrumbといったアーティストから影響を受けているそう。
グランジやエモ的なエッセンスを感じるギターサウンドを使用しているのが特徴的で、そこを取り巻くメランコリックでダークなムード、グリッチやエレクトロポップも織り交ぜた煌びやかさなど、ユニークで摩訶不思議な音楽性に仕上げています。

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