5 Best Songs...August⑤
Hotel Fiction “Think Twice”
アメリカーナを織り交ぜた純粋なポップさに感服しました。
ジョージア州を拠点に活動するJade LongとJessica Thompsonによるデュオ、Hotel Fictionが新作アルバム『Think Twice』をリリース。2人の作曲センスが爆発した作品に仕上げていて、初期のTaylor Swiftを想起させるような音楽を奏でています。
カントリーやフォークといったアメリカーナ的壮大でダイナミックなサウンドをベースに、インディー・ポップさも合わせたもの。シネマティックな展開もする飽きさせない楽曲が勢揃いしています。
M.A.G.S. "Wait"
まさに〈blow my mind=心が吹き飛ぶ〉とはこのことだろう。彼のこの曲を聴いた時にぶったまげた。
LA拠点に活動するElliott Douglasによるソロプロジェクト、M.A.G.S.がセカンドアルバム『Say Things That Matter』をリリース。
イントロからアクセル全開の疾走感抜群のギターサウンドにのせて、爽快感のあるクールな歌声によるポップなメロディーが頭の中になだれ込み、ぶちのめされました。The Strokes的なストレートなインディーサウンドは久しぶりに聴いた気がします。KennyHooplaともアプローチが違うけど、Bakarやbinkiなど好きなリスナーにもぜひおすすめしたいです。
Molly Linen “A Lot To Give”
グラスゴーに拠点を置くSSW、Molly Linenが新作EP『Days Awake』をリリース。アコースティックの柔らかい調べが草原を靡く微風のようで、そこに素朴で心の芯から温まるような歌声が寄り添ったオーガニックな作品に仕上げています。
Mercury "CACTI"
アトランタ拠点に活動するラッパー/アーティスト、Mercuryがデビュー作『MERCTAPE』をリリース。
ミステリアスなムードに包まれたトラックに、少しダウナーなフロウで心地よいリズムにのせたリリックがクセになります。ちなみにこの曲は、454が手がけているとのこと。
mazie "make believe"
メリーランド出身で現在はLAに拠点を置くアーティスト、mazieはデビューEP『the rainbow cassette』をリリース。同作にはフィーチャリングでspill tabとMIa Gladstoneが参加。
まるで万華鏡でも見ているかのようにカラフルな色がキラキラと輝くポップサウンドと可憐な美声が交錯した作品に仕上げています。レトロさやローファイさもチラつかせたトイポップな作曲センスにも虜になってしまいます。