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heka, Georgia Gets By...今週のおすすめ 5 Best Songs:2023-37

今週も新人の新譜から厳選して5組のアーティストを紹介します。音楽ブログ「abstract pop」の「5 Best Songs」の企画では、国内の音楽メディアでは紹介されないような、海外の新進気鋭なアーティストを毎週紹介していきます。過去に紹介したアーティストは下記にまとめてあります。

Spotifyのプレイリストも更新してます〜


heka

ロンドン拠点に活動するシンガー・ソングライターFrancesca Brierlyによるソロプロジェクト、hekaが新作EP『swan songs』をリリース。彼女は以前ロンドンのアングラシーンを支えるレーベル〈Slow Dance Recordings〉のコンピレーションの2020年と2021年に参加している気鋭のアーティストです。
ダークでメランコリックなムードを絡めたサウンドに、透明感漂うシルキーな歌声が乗る特徴的な作品に。インディーやフォーク、アンビエント、ローファイなどを織り交ぜ、彼女の独特なフォークロア的なメロディーも相まって、厳かで洗練された空気感が漂っています。


Georgia Gets By

ニュージーランドを拠点に活動するバンドBROODSのボーカリストも務めるGeorgia Nottによるソロプロジェクト、Georgia Gets ByがデビューEP『Fish Bird Baby Boy』をリリース。
瑞々しく煌びやかなサウンドと、清らかで流麗な彼女の歌声が包み込んでいくような音楽性がたまりません。牧歌的で穏やかなムードに、ノイジーでオルタナなバンドアンサンブルが折り重なる作品に。時折見せるダークな面もちらつかせる感じも魅力的です。


Lecx Stacy

LA拠点のベッドルーム・ポップ・アーティスト、Lecx Stacyが新作アルバム『A GLINT IN THE HOLOCENE!』をリリース。2020年の個人的なベストEPにも選びましたが、彼はそのあとJean DawsonやNosaj Thing、Isabella Lovestory、A. G. Cookなどと関わりを持つなどどんどん勢いを増しているアーティストでもあります。
作品にはEartheaterやClams Casinoなどを招いています。今作はメタルやゴシック、グランジ、インダストリアルなどミックスさせ、より激しめでメランコリックなムードを作品全体に出しています。


Narissha

UKのレスターを拠点に活動するR&Bアーティスト、Narisshaが新作EP『Apathy』をリリース。本作はLoyle CarnerやJGrreyなどを手がけたプロデューサーEarl Sagaとの共作。
渋くソウルフルな美声を持つ彼女の歌声を起点に、ネオ・ソウルやジャズ、ヒップホップをミックスさせたスムースでグルーヴィーなサウンドが展開してくEPに。特にビートの作り方が秀逸で、ヒップホップ的な心地の良いブレイクビーツを軸に、跳ねるようなものから滑らかなものまで多彩に富んでいます。


corner club

サンフランシスコを拠点に活動するSavannah DuとMichael Zhangによるデュオ、corner clubがデビューEP『in the rearview mirror』をリリース。
両者ともジャズの素養がありつつ、オーガニックでノスタルジックなサウンドを特徴とする音楽性を奏でています。メロディアスで温もりのある柔和な歌声と、どこまでも遠い場所に連れていってくれそうなマジカルな旋律も彼らの魅力。エキゾチックでAOR風味ある洗練されたサウンドにはついうっとりしてしまいます。




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