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Parker Tate, Jespfur…最近のおすすめ 5 Best Songs:2024-4

最近の新譜から厳選して5組のアーティストを紹介します。音楽ブログ「abstract pop」の「5 Best Songs」の企画では、国内の音楽メディアでは紹介されないような、海外の新進気鋭なアーティストを紹介していきます。過去に紹介したアーティストは下記にまとめてあります。

Spotifyのプレイリストも更新してます〜

Parker Tate

LAを拠点に活動する兄弟のR&BデュオMulherinの片割れ、Parker TateのソロとしてのデビューEP『Draft(s)』をリリース。彼らの2020年のアルバムは個人的なベストアルバムにも選ぶほどとても大好きで、Zack VillereやDijon、Clairoとも関わりのあるアーティストですね。
Mulherinの特徴でもある淡く透明感漂う空気感が特徴的で、ソロ作でもそれが顕著に現れています。Frank Ocean以降のきめ細やかでオーガニックな質感のR&Bをベースに、彼の優美でシルキーな美声が重なり合い、エモーショナルで陶酔的な仕上がりをみせています。ソロ作でもやはり最高ですね。


Jespfur

オランダ・アムステルダムを拠点に活動するマルチ奏者/SSWのJesper Vervoortによるプロジェクト、Jespfurが新作アルバム『Pedestrians Of Bright Silence』をリリース。
まるで退廃的な世界で流れているラジオのような世界観で、ローファイな音像に、ダウナーでストレンジなムード漂う作品に仕上がっています。インディーをベースに、グランジやポスト・ロック、オルタナなどを織り交ぜたつつも、そこにジャズやソウル、インダストリアルなどの要素を汲み入れたユニークでジャンルレスな音楽性に。King KruleとRadiohead、ML Buchあたりがセッションしたかのようなカルト的なサウンドで、個人的にもかなり彼の異才感に惹かれています。


Threshold

残念ながら昨年最高傑作のアルバムを残しつつも解散してしまったポートランドのバンドStrange Ranger。メンバーIsaac Eigerが新たに始めたバンド、Thresholdのデビューアルバム『Thief』がリリースされました。
今回のバンドの作品でも、相変わらずエクスペリメンタルなアプローチをしていて、清らかで流麗な旋律と、重厚でノイジーな音像のせめぎあいが最高。エッジの効いたインディーサウンドがやはりトレードマークでこれからもこのバンドとして活動していくのはとても楽しみです。


Huron John

シカゴ出身で現在はナッシュビルを拠点に活動するベッドルーム・ポップ・アーティスト、Huron Johnが新作アルバム『Indigo Jack & The New World Border』をリリース。このブログでは一度2020年の上半期ベストアルバムで取り上げています。
彼は毎作カラフルでジャンルレスなポップスを展開していて、今作も色鮮やかで煌びやかなサウンドに。レトロな質感の音像に、インディー・ポップやヒップホップ、エレクトロ・ポップ、マッドチェスターなどを散りばめた、ノスタルジックでサイケデリックな質感に仕上がっています。Dreamer BoyやJelani Aryeh、Jimi Somewhere好きにおすすめしたいアルバムです。


Artemas

ロンドンを拠点に活動するプロデューサー/アーティスト、Artemasが新作アルバム『pretty』をリリース。TikTokを中心に人気を集めているポップアーティストとのこと。
低音の音の広がり方とボトムのサウンドメイクが特徴的で、重厚な質感の多幸感と、彼の甘美で透明感漂う歌声の対比が心地良いポップサウンドの仕上がりとなっています。

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