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Sword II, Giift…今週のおすすめ 5 Best Songs:2023-24

今週も新人の新譜から厳選して5組のアーティストを紹介します。音楽ブログ「abstract pop」の「5 Best Songs」の企画では、国内の音楽メディアでは紹介されないような、海外の新進気鋭なアーティストを毎週紹介していきます。過去に紹介したアーティストは下記にまとめてあります。

Spotifyのプレイリストも更新してます〜


Sword II

アトランタを拠点に活動する4人組バンド、Sword IIがデビューアルバム『Sprit World Tour』をリリース。今年出会ったバンドの中で、最高にカオスでジャンルレスなバンドで、ハイセンスな匂いがぷんぷん香ってきます。インディーやローファイ、インダストリアル、jヒップホップ、ゲーム音楽など、彼らのさまざまな音楽のバックグラウンドが窺える作品に仕上がっています。男女の混成ボーカルなのですが、どちらもレイジーな雰囲気が個人的にツボでした。


Giift

サウス・アフリカにルーツを持つ、デンマークを拠点に活動するシンガー・ソングライター、GiiftがデビューEP『Conditions』をリリース。全て自身でレコーディングからミックスまで手がけてしまうアーティストで、今後要注目なSSWになりそうです。ポスト・Frank OceanというようなR&Bのサウンドプロダクションで、優雅で洗練された音楽性が特徴です。そして特筆すべきは彼女の凛とした透明感漂うソウルフルな歌声。その両方が重なり合うことで、素晴らしい作品に。


Pocket

エディンバラ出身で現在エレクトロニックシーンで注目を集めつつあるアーティスト、PocketがデビューEP『Love Disc』をリリース。彼はこれまでにPorter RobinsonやFred again..のサポートや、Charli XCXの楽曲のリミックスを担当したりと、いろいろと各所で既に注目を集めています。
これまでの経歴が反映されたような磨き抜かれたビートと、メロディアスなサウンドで一気に彼の世界観へと飲み込まれるようです。ハウスやUKガラージ、2 step、EDMなどを絡めた、ポップでバウンシーなビートは秀逸で、多幸感あふれるムードも最高です。


binki

現在はNYを拠点に活動しているベッドルーム・ポップ・アーティスト、binkiが2年ぶりとなる2作目となるEP『Antennae』をレーベル〈Fader Label〉からリリース。初期からカルト的な人気を誇る彼ですが、1st EPを発表して以降、The 1975やAlex Gといったアーティストから、Gus DappertonやKing Princess、Role Modelなどと共演を重ねて、さらに人気を加速させていました。
そんな中での今作はよりbinkiワールド全開な作品で、インディー・ロックをベースにアップテンポでサイケデリックな質感を感じさせるものに。おもちゃ箱をひっくり返したようなカラフルなトイ・ポップ的なムードもいいですね。


Issy Wood

去年の本ブログでも激推ししたロンドンを拠点に活動する画家でもありデザイナー、シンガー・ソングライターでもあるIssy Woodが早くも新作EP『The Blame, Pt. 5』をリリース。ちなみにこのシリーズは定期的に出していて、今回は3年ぶりでFather’s Dayに当てて発表した作品です。今作も気だるげで独特のムードが漂った作品で、ミニマルで洗練されたサウンド作りも秀逸です。


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