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北陸でアイドルをやる優位性

ブルーオーシャンだった北陸のアイドルシーンで、地元に拘り抜群の局地的知名度を築き上げたほくりくアイドル部ですが、東京でアイドルをやるのと比較して、いくつか有利な条件があるのでまとめてみました。

選択肢が絞られていること

東京だと、アイドルになるとすると事務所もいっぱい、評判も様々、コンカフェから入ったり、スカウト受けたり、色々な選択肢があります。また、そもそもアイドルになる選択肢以外にもいっぱい道があります。
ほくりくアイドル部ははっきりとした一本道を作ることによって、アイドルになりたい地元の子が集中してレッスンできる環境を作り上げています。必ずしも選択肢が多い事がいい事とは限りません。土地が広いので練習スペースも確保しやすいことと、最初から親や周りの人を巻き込まないとできないので、長く続きやすいという利点もあります。

良い箱がおおいこと

200~500位の使いやすい劇場タイプの椅子ありで見やすい箱がおおく、しかも北陸3県のどこでも候補に挙がるので選択肢も広いです。東京ってこの位の使いやすい箱ってあんまりなくて、ライブハウス系になっちゃうんですよね。地下のライブハウスはそもそも初見での子供連れは厳しいので、安心して使えてスペースの広い公共のホールを使えるのはとても良いのです。

人の繋がり

東京だと、新しいビジネスをやってもあんまり地域の人とリンクしないし、アイドル運営がそういった地元の繋がりでイベントに出るとか聞いたことないです。地元の政財界の皆様は地域の状況を理解しており、地域の発展が自分たちの生業にも直結することをよく理解されているように見えます。そんな中、地域のために動いてくれている若い子たちがいるその時点で好感度高いです。また、そういった経営者の繋がりが東京よりもあるので、青年会議所主催のイベントに呼んでもらったりしています。口コミでの横の広がりはとても強いのと、顔と顔がつながってしまえば後は強いです。良い結果を保持し続けたメンバーの活動もあって、こういった繋がりが活動につながっています。

北陸というその地域性

食事に行くとよくわかるのですが、金沢は確実に関西の流れのお出汁の文化です。江戸時代政治の首都は江戸(現東京)に移りましたが、加賀百万石の
経済力と新しもの好きの地域性が京都の豊かな文化を呼び寄せ、芸能に熱心な地域性が作られます。実際、色々なホールでライブしてますが、大体クラシックの発表会とかのチラシがおおかったり、良いホールが多いのもこの流れです。

北陸3県は県庁所在地間が100Km以下で、福井平野・金沢平野・富山平野間には軽い峠があるため文化圏として適度な分離と影響を保っています。西と東の文化圏の境目は黒部ー上越間になると思われます。ほくりくアイドル部本体の出演範囲は敦賀から黒部と、文字通り北陸3県の端から端になりますが、(今、KUROBEアクアフェアリーズ富山を応援しているのは、最も東で活動を定着させたいということなのかなと思っています)地域的な連続感のなかで活動ができているのです。
その分離の部分で、アカデミーを福井と富山に持っていて、福井校チーム推し、富山校チーム推しの方もファンにいらっしゃいます。

メンバーの素質

まず、石川県は日本で一番雨が多く湿度が高い県らしく、美肌県だそうです。アイドルは肌が綺麗であればとても良いです。それと、家族仲が良いメンバーが多いように見えます。地域のアイドルなので家庭の理解は必須で、加入当初は家族・知人の盛り上げはとても大事です。特にほくりくアイドル部のような色々な現場で色々な人と接する社会性を必要とする場合、色々な人と普段から接する社会性を持った生き方をしていることはとても大事です。どんな年齢でもきゃぴきゃぴしてそうな子でも、みんなしっかりしててびっくりさせられています。

交通網

北陸3県は、冬でもほとんど止まらない北陸新幹線で2024年3月結ばれました。東京から見てると大阪まで通らんと無駄じゃない?とか思ってたんですが、地域間輸送の需要が結構あるんです。そう、北陸3県、相互間の移動需要は結構あります。
北陸自動車道・在来線・北陸新幹線・国道8号と横串があり、国道8号は基本的に産業道路なので所々でバイパスになっています。移動しやすいのはヲタクにとって大変ありがたいのと、基本車移動が多いので飲み会が少なく、現場の治安がよろしいという隠れた利点もあります。


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