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地震に強い家にするには?③

昨日、地震に強い家にするために、
構造計算という方法があることをお伝えしました。

2025年に、構造計算が義務化になるまでは、
木造2階建ては、計算が不要なんですよと。

とはいえ。
今でも、設計者の「勘」で決めてるわけでもないので、
必要以上に不安になっていただくこともありません。

ただ。
しっかりとした根拠があった方が、安心かなと思いますが。

それはさておき。今日は、その構造計算について
もう少し詳しくお話ししていこうと思います。

昨日した、お伝えした「構造計算」。

実は。
木造の場合、計算方式は、ひとつではないんです。
大きく分けると二つ、細かく分けると三つあります。

大きく分けた二つで、何が違うのかというと。

一つは、「簡易」な計算。
もう一つは、「詳細」な計算。

そんな言い方で言われています。

簡易とか、詳細とか。
どういう違いはあるの?と思いますよね。

その辺お話し進めていきましょう。
(あまり難しい話にしない方がよいので、
少々荒っぽい説明になるのをご了承ください)

まずは、簡易計算について。

木造の場合、地震の時に倒れてしまわないよう、
柱と柱の間に、斜めの部材を入れて、横に変形しないようにします。

もしかしたら、聞いたことあるかもしれませんが、
斜めの部材は、「筋交い」っていいます。
筋交いは、家が斜めに変形するのを防いでくれるんです。

なので。
筋交いがたくさんあれば、地震に耐える力も大きくなります。

簡易計算は、この筋交いの量が、基準と比べて、
足りているのかどうかを確認します。
それと、その壁がバランスよく入ってるかも、基準があるので、
確認していきます。

それなら良さそうですね。
なんて思ったかもしれませんが、それだけなんです。

筋交いだけの計算なので、例えば、基礎とか検討しません。
鉄筋がどれくらい入るのか?とかハッキリしません。

どうなのか?と思いつつも、現行の法律で定めていて、
それでも、家を建てることはできます。

少し不思議な感じがするかもしれませんが。。
話を先に進めましょう。

簡易計算の中に、もう少し詳しく検討したものがあります。

明日、その簡易計算②についてお話ししていきますね。

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