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屋根はどれがいい?⑥(金属屋根3)
昨日は、金属屋根の中で代表的な葺き方の一つ。
立平葺きというスタイルのお話しをしました。
とても雨仕舞のよい葺き方なので、安心ですよ。
そんなお話しでしたよね。
補足でお話ししておくと、立平葺きは、
金属屋根の中でも、コスパのいい葺き方です。
(もっとコスパなら折板ですが。。住宅では採用しないです)
だったら、この葺き方だけ知ればいいのでは?
と思ったかもしれませんが、他の葺き方もお話ししておきます。
立平葺きは、水の流れる方向に、長手にして
屋根を構成していきます。
なので、雨仕舞がいいというお話しでした。
それ以外の葺き方として、わかりやすいのはこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1700348794549-JL911qmvfj.jpg?width=1200)
「横葺き」といって、
ご覧の通りですが、長手を横にして葺いていきます。
横葺きといっても、もう少し種類があって、
葺いたときにフラットになるのが平葺き、
段々になっていくのが、段葺きっていいます。
段葺き。
なんだか似たような雰囲気ありませんでした?
気づいた方。すごいかも。
そう。以前ご紹介したフラットな瓦(平瓦)
とよく似てますよね。
だからなんだって(笑)
もし、平瓦と金属屋根を組み合わせて使う時、
段になった横ラインが揃うので統一感あります。
それとは別で。
平葺きの場合は、屋根の形状が複雑でも
対応ができるのは、とってもいいところ。
和のテイストが強い屋根の一つに、
入母屋屋根というカタチがあります。
こちらですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1700348794612-DPmlCvTWs9.jpg?width=1200)
こういった形状の場合、縦葺きや段葺きでは
なかなか難しいのですが、平葺きなら可能です。
ちなみに。
事例として入母屋屋根をご紹介しましたが、
何か複雑な形状の屋根にするのであれば、
和に限らず対応しやすい葺き方ということになります。
ただ。
横葺きの場合、縦葺きに比べると、
強い雨風等で、雨が裏に回ってしまう可能性があるので、
勾配を、縦葺きほど緩くできないです。
ちなみに。
横葺きを屋根だけでなく、外壁にも連続させることも
できるので、カラーベストのところでご紹介しましたが、
一つの塊のような見せ方にすることは、可能です。
金属屋根ならではなのですが、
横に葺いたり、縦に葺いたり。
いろんな使い方ができるのはいいところですよね。
ということで。
金属屋根は以上です。