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家の中の建具について④
昨日は、二つのドアが近くある場合と
スイッチとの位置関係のお話しでした。
そんなこと、当たり前と考えてくれる。
なんて思っていても、つくり手の経験しだいでは、
そうでもないかもしれませんので。
プロの提案でも、自身で暮らしをイメージしながら、
チェックしてみることをオススメします。
今日は、開き戸、引き戸以外の戸について
お話ししていこうと思います。
部屋への出入口であれば、開き戸、引き戸が
多いですよね。
では。
収納なんかの戸であれば、どうでしょうか?
なんとなくパッと思いつくのは、
押し入れの引き違い戸でしょうか。
(人によって思い出す戸は違いそうですが)
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まずは、そのお話しから。
引き違い戸って、2枚の戸を互い違いに
引く戸のことです。
和室の押し入れによくありますよね。
そうそう。
和室の押し入れでよく見かけるのですが、
そこに布団を普通に収納しようとすると、
困ったりしませんでしたか?
布団って長手を三つ折りにすることが多いと思います。
その時、短手の幅がいくつかというと、約1m。
押し入れにある、引き違いの戸の片側を開けた時、
その幅って、つくり方にもよりますが、80cmくらい。
そうなんです。幅狭いんですよね。
掛け布団であれば曲げやすいのですが、
敷布団だと、結構大変かも。
微妙な感じですが、もし、頻度が高いと
ストレスになるかもしれませんね。
もし来客用とかで、布団を圧縮して、収納する。
ということであれば、布団を立てたりできるので、
そういった意味では、問題ないんですけどね。。
もし、押し入れに、布団をスムーズに収納したい。
そうであれば、2枚の引き違い戸はあまりよくないです。
では。どうすればいいのか。
半分しか開かない戸ではなくて、
全部が開放できる方がよいと思いますよ。
それには。
折れ戸、両開き戸、それ以外があります。
ということで。
明日は、折れ戸のお話しです。