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壁や天井って何がいい?⑯(漆喰2)

昨日は、神社やお城の壁にも使われている
漆喰のお話しでしたよね。

もちろん。
神社やお城でなくても採用はしたりしますから(笑)

早速ですが、昨日の続きから。
「杉と漆喰の家」という弊社の事例でのお話し。

梅雨時期に窓を閉め切った家の中へ入ったら。。
ビックリするほど涼しかったというお話しでしたよね。

漆喰の調湿効果を、実体験として体感することができました。
こういう調湿効果とかって、どれだけ数値で示されても、
実感がわかないものです。
こういった実体験があると、説得力ありますよね。

実際、調湿効果があることは間違いないのですが。。
それには、条件があると思っています。

なぜ、その家で、ビックリするほど効果があったのか。
理由は、スイス漆喰であったことと、
漆喰の面積が大きかったことにあります。

前者は、後ほどお話しするとして。
後者って、結構大事なことを言ってます。

想像してみてください。
大きなLDKの中で、テレビの背面壁に漆喰を採用したとします。
LDKの壁と天井の面積のうち、多くても15%くらいでしょうか。

85%が他の素材で、15%が漆喰。
その使い方で、私が体感したくらいの効果が見込めるか。。

なかなか難しいと思いませんか??

実は。
これって、漆喰に限った話ではありません。
珪藻土もそうですし、エコカラット(タイル)でも同じです。

素材自体に、調湿効果はあったとしても、
その使用面積で、効果が発揮できないこともありますから。

逆に言えば、全面に採用できれば、相応の効果が発揮される。
ということになりますよね。

それと。途中で話題になりましたが、漆喰の種類について。
漆喰といっても、いろいろ種類があります。

いろんな切り口で説明の仕方は異なりますが、
大事なポイントは。
漆喰なのか、漆喰「調」なのか。

漆喰を塗りやすくするため、樹脂を混ぜたりした製品があります。

珪藻土でもお話ししましたが、樹脂の比率が多くなると、
施工はしやすいですが、漆喰としての効果は減りますよね。

特に、素人でも簡単に濡れる、DIY用の漆喰なんかは、
その傾向が高いかもしれませんね。

漆喰の質感が好きとか、ビニルクロスよりは少しでも調湿がほしい。
そのくらいの気持ちであれば、そういった漆喰「調」でもよいですよね。

そのほかにも、漆喰の特徴はいくつかあります。
同時に、気になる点もあったりします。。

その辺については、明日お話ししますね。

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