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外壁って何がいいの?⑭(樹脂系サイディング続)
昨日お話しした、樹脂系サイディング。
もしかすると。
候補に挙がる機会が少ないようで、
かなり興味深々な方が多いみたいですね。
塗装していないので、塗装の必要がない。
そして。
板同士は、重ねていくだけでコーキングがないので
メンテナンスサイクルが長くできますから。
長持ちする外壁にしたい。
そんな方には、有力な候補の一つになりそうです。
といいつつ、今日は。
樹脂系サイディングの気になるところについて。
えぇ?何かあるの??
って声が聞こえそうですが。。
パーフェクトな素材ってなくて、一長一短ですから。
では。
樹脂系サイディングの気になるところとは。。
まず、最初はずばり!
見た目というかデザイン性でしょうか。
見た目よくないの??
いやいや、「よくない」とは言ってませんよ(笑)
窯業系サイディングみたいに、
いろんな色はなくて、かなり限定的です。
シックな色合いというより、明るめな印象です。
例えばこちら。
色だけでなく、形が限定的で、
下見板(木の板を横に張った感じ)風が主体。
![](https://assets.st-note.com/img/1697583486869-4TxfIbBeYk.jpg?width=1200)
何かっていうと。
こんな感じのアメリカンハウスにフィットするデザインです。
もちろん、他のデザインでもいいんですが、
元気のいい、明るめの色が多いことから、
そういったデザインにフィットする印象が強いですね。
それと。
横長の板を重ねて、外壁を構成していくのですが、
コーナーには、必ず縦ラインが入ってしまうので、
その辺が気になる場合には、採用が難しいかも。
アメリカンな印象であれば、その縦ラインを
壁と違う色にして目立たせたりすると、それらしくなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1697583495896-DNqCvIrEpg.jpg?width=1200)
ただ。
使い方次第かなと思い、現在設計中の和風な家で、
この樹脂系サイディングを採用予定です。
どうなるか。楽しみです。
それともう一つ。
サイディングの形状によるのですが、
あまりフラットなタイプをセレクトすると、
日差しの熱で、たわみます。。
金属より、たわみが激しいかもしれません。
実際、フラットを採用した事例を見学したら、
かなりたわんでいました。
その辺を了解した上で採用を検討くださいね。
最後に。そもそも防火性能がないので、
防火の認定は、下地に頼る内容になっていて
かなり限定的です。
詳しくは、プロに相談していただきたいのですが、
慎重にセレクトしないと成立しないケースもあります。
樹脂系サイディング。
魅力的な側面と気になる側面がありますね。
採用を検討するときに参考にしていただけると
いいかなと思います。