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地震に強い家にするには?⑤

昨日お話ししたのは、構造計算といっても、
簡易な計算方法が主流なんですよ。

という内容でしたよね。

簡易だからといって、全くダメということでもないのですが、
もう一歩前に進めれるといいかなとは思います。
個人的にはですが。。

一歩進めるとは?
というか、簡易でない、構造計算って?
と思いますよね。

今日は、その辺をお話ししていこうと思います。

昨日、簡易計算の説明の中で、気になる点ありましたよね。

例えば。
柱と柱の間にかける梁の大きさについて。
簡易計算では、参考になる一覧表を見て決めます。

ただ。
間取りや仕上げが異なる場合でも、
同じ表から決定することになるのは、少々強引です。

それと似たようなことなのですが。
基礎のお話しもしましたよね。
こちらの表から決めることになっていました。

詳細な構造計算をすることで、
こういったところについて、計算をして決めることができます。

「参照」するのではなく、「計算」するんです。

なので。
形状や仕上げ等が異なる家であれば、
柱の間の距離が同じでも、梁へかかる力は違うでしょうし、
基礎も、場所によって、強い力がかかります。

少々難しくなってしまいましたので、もう少しわかりやすくいうと。

詳細な構造計算は。
家にかかる重さをしっかりと想定した上で、
柱1本、梁1本から、基礎の1か所に至るまで、
その部材にかかる力に対して、しっかり耐えうるよう、
計算を根拠にしながら、決めていくことです。

なので。
部位や場所によって、梁の大きさが違ったり、
基礎の鉄筋量が違ったりします。

考えてみれば、当たり前かもしれませんね。

家を構成している部材って、かなりたくさんあります。
柱だって、10本とかではないですしね。

そのすべてを計算するわけですので、その計算書は。。
ビックリするくらいの量になります。

具体的には、数百ページ!になります。

簡易計算であれば、そこまではありません。
(一番簡単であれば1枚だったり!)

枚数が多いことに意味があるのでなく、
全ての箇所について計算して決めていることが大事です。

なので。
私は詳細な構造計算をするようにしています。


ここまで聞いてみて、皆さんはどう思いますか?

ということで。
構造計算という切り口でのお話しはここまで。

明日は、よくお客様から聞かれる、
耐震の○○工法についてお話ししていこうと思います。

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